ゲームエイジ総研は、ゲーマーのガジェット利用状況に関する調査の結果を公表しました。スマートフォンやタブレットが普及し、以前は高価なプロ仕様が多かったアクションカメラなどの機器も、今は個人で手軽に楽しめるようになりました。ゲーマーはそうしたガジェットをどのようにとらえ、活用しているのでしょうか。
調査対象：全国15～49歳男女 何らかのゲームをプレイしている2,186人
調査時期：2022年11月
調査手法：インターネット調査
調査結果サマリー
ゲーマーの3割以上は近いうちにほしいガジェットがある
・スマートフォンは88.1％、タブレットは29.4％が利用
・34.1％は近いうちにほしい・利用したいガジェットがある
買い替えるより、使ったことがないガジェットを使ってみたいという意見が多い
・スマートフォンは買い替え・買い増しのニーズ
・タブレットは70.3％、ワイヤレスヘッドホンは77.8％が新規購入の意向
・20～30代はスマホやタブレットなど、日常的に利用するガジェットをほしがる傾向
・10代や40代は日常生活をさらに豊かに楽しくするようなガジェットをほしがる傾向
ゲーマーの3割以上は近いうちにほしいガジェットがある
「現在持っている・利用しているガジェット」を聞いてみたところ、スマートフォンは88.1％、タブレットは29.4％、ワイヤレスヘッドホンは15.3％が保有・利用していました。
いずれもモバイル性が高く、多くのゲーマーが日常的に利用するガジェットを所有しているようです。しかし、スマートウォッチやスマートスピーカーなど、その他のガジェットは1割に満たない結果となりました。【グラフ1】
そこで「近いうちにほしい・利用したいと思うガジェット」があるかを聞いたところ、3割以上が「ある」と回答。その中の41.6％がスマートフォン、27.1％はタブレットと回答しています。
両方とも所有・保有率が高いアイテムですが、新たにほしいと考えているようです。また、現利用は1割以下だったスマートウォッチやVRヘッドセットも「近いうちにほしい」ものとして上位に挙げられています。【グラフ2、3】
買い替えるより、使ったことがないガジェットを使ってみたいという意見が多い
上記の結果をふまえて「ほしい・利用したいガジェット」で上位になったガジェットは「買い替え・買い増しとしてほしい」のか、「新規購入としてほしい」のかを聞いてみました。
スマートフォンに関してはほとんどのゲーマーが利用しているため、9割以上が「買い替え・買い増しでの購入」を考えているようですが、比較的保有・利用が多かったタブレットでも70.3％、ワイヤレスヘッドホンは77.8％と、7割以上は新規購入の意向であることが分かりました。
ほしい理由を聞くと「タブレットは子供にも使えるから。子供の動画閲覧やレシピ閲覧に利用したい（30代女性）」など、自分のためだけではなく、家族用にという意見も多く見られました。
さらに、スマートウォッチやVRヘッドセットは約9割、ドローンに関してはほしいと答えたほぼ全員が新規購入の意向を示しました。【グラフ4】
続いて「ほしい・利用したいガジェット」に年代による傾向があるのかを調べます。スマートフォンやタブレットは年代での大きな特徴は見られませんが、スマートウォッチやVRヘッドセットは10代や40代の回答者が多く見られました。
スマートウォッチは「友達が持っていて便利そう。メールやLINEのチェックに使いたい（10代男性）」、「最近ジョギングを始めたので健康管理に興味がある。ランニング中の走行距離を知りたい（40代男性）」などの意見が見られました。
VRヘッドセットは「最先端の機器を保有して体験したい。ゲームや生活を豊かにするために利用したい（40代男性）」などの意見が見られました。また、スマートスピーカーやドローンは40代に高い傾向が見られました。【グラフ5】
今回調査した結果から、ゲーマーはスマートフォンやタブレット以外にもさまざまなガジェットへの関心を寄せていることが分かりました。
20～30代はスマートフォンやタブレットなど日常的に利用するガジェットを、10代や40代は日常生活をさらに豊かに、楽しくするガジェットを嗜好する傾向が見られます。
特に、ガジェット全般に対しては「新しい技術がどのように民間の商品に活用できるか興味がある（40代女性）」、「生活にうるおいが出そう（40代男性）というように、40代にそういった傾向が強く見られました。
高機能でありながらオモチャのような魅力もあり、日々の生活を豊かにしてくれるガジェット。これからも、流行に敏感なゲーマーの興味を喚起するさまざまな商品が現れることでしょう。
年代別の「ほしいガジェット」【上記グラフ5】を参考にすれば、これから訪れるクリスマスなどで家族やパートナーへのプレゼントとしても喜ばれるのではないでしょうか。
