ライブサービス型対戦ポータルFPS『Splitgate』開発終了―これ以上の後付け開発は難しいと判断 | GameBusiness.jp

ライブサービス型対戦ポータルFPS『Splitgate』開発終了―これ以上の後付け開発は難しいと判断

開発チームは世界観を共有した新作の開発に注力するとのことです。

ゲーム開発 その他
ライブサービス型対戦ポータルFPS『Splitgate』開発終了―これ以上の後付け開発は難しいと判断
  • ライブサービス型対戦ポータルFPS『Splitgate』開発終了―これ以上の後付け開発は難しいと判断
  • ライブサービス型対戦ポータルFPS『Splitgate』開発終了―これ以上の後付け開発は難しいと判断

アメリカのインディーデベロッパー1047 Gamesは、現在サービス中の基本プレイ無料・対戦FPS『Splitgate』について、新規コンテンツの開発を終了することを発表しました。

本作は、2地点間をつなぐポータルを活用して戦う一人称視点の対戦シューティングゲーム。2019年5月のリリース後アップデートを継続し、2022年1月のベータシーズン1開始時点では累計1,700万ダウンロードを突破するなど好評を博してきました。

開発チームも予期していなかったほどの大成功を収め今なお大規模なコミュニティーを抱える本作ですが、1047 Gamesは開発終了を決断した理由として、大学の寮からスタートしたこのプロジェクトをこれ以上後付けで改良し10年以上のサービス提供を目指すことは難しいからだと説明。AAA級タイトルに並ぶほどの存在へと成長したことで業界全体から熟練の人材を集められたとしていますが、肝心のゲームの基盤は少人数で制作された時代遅れのものであり、これを改善することはまるで穴の開いたボートを修繕しながら乗客をもてなし、更に宇宙船に改造するようなものだと例えています。

開発チームは『Splitgate』を小さなアップデートの積み重ねで成長させる代わりに、同じ世界観を保持した革命的な新作の開発を進めているとのこと。この作品の詳細はまだ公表できないものの、基本プレイ無料で『Splitgate』のようにポータルが存在するシューターであり、「Unreal Engine 5」で構築されたゲームになるとしています。

『Splitgate』は9月15日に予定されている大型アップデートを最後に大幅な調整や新機能の追加を停止。一方で、ゲームを壊すほどのバグについては対応を継続し、サーバーについても断言はできないながら新作リリースの準備が整うまで運営を継続していくつもりだとしています。なお、今年6月に発表のあったEpic Gamesストアでのリリースについても中止が発表されています。

『Splitgate』は、基本プレイ無料でPC(Steam)/PS4/Xbox Oneを対象に配信中。開発終了についての詳細は公式FAQページ(リンク先英語)でご確認ください。


《kamenoko@Game*Spark》

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

人気ニュースランキングや特集をお届け…メルマガ会員はこちら