HTCがピクシブと業務提携―メタバースプラットフォーム「VIVERSE」にアニメスタイルのアバターが登場 | GameBusiness.jp

HTCがピクシブと業務提携―メタバースプラットフォーム「VIVERSE」にアニメスタイルのアバターが登場

HTCは、ピクシブの3Dプロジェクト「VRoid」との提携を発表しました。日本のアニメスタイルで制作されたアバターがメタバースの「VIVERSE」に登場し、今後さらにサービスに磨きをかけていきます。

企業動向 発表
HTCがピクシブと業務提携―メタバースプラットフォーム「VIVERSE」にアニメスタイルのアバターが登場
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VRプラットフォーム「HTC VIVE」やメタバースプラットフォーム「VIVERSE」を展開するHTCは、イラストコミュニケーションプラットフォーム「pixiv」を運営するピクシブの3Dプロジェクト「VRoid」との提携を発表しました。3Dキャラクター制作ソフト『VRoid Studio』によって日本のアニメスタイルで制作されたアバターが「VIVERSE」に登場します。

pixivは「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」を理念とするピクシブが運営する、日本最大級のイラストコミュニケーションサービスです。

VRoid Studio』はバーチャルコンテンツを求めるユーザーの増加を受けて2018年にリリースされたソフトで、ユーザーは自分の好みに合わせて、キャラクターの髪、顔、体、服装などをカスタマイズし、アニメライクな3Dアバターを簡単に生成できます。2022年7月現在、世界中で1日1万体以上のアバターが生み出されています。

また、ピクシブは13の団体と共同で、3Dアバターファイルフォーマット規格制定を目的とした「VRMコンソーシアム」に参加しており、HTCも「VIVERSE」発表時よりVRM規格を支援しています。現在、VRMコンソーシアムHTCはメタバース・スタンダード・フォーラム」の中心的なメンバーとしてメタバースにおける相互運用性実現に向けて共に努力しています。

長期的なビジョンとしては、「VIVERSE」に適したアバターやアクセサリーの最適化処理をはじめ、より個性的かつ自由に遊べるアバターの新しい活用方法を二社共同で開発することで、今後はアバターの機能に加えて各企業やビジネスのニーズに対応すべく商用メーカーとの業務提携を通じてサービスを統合し、よりカスタマイズされたサービスを提供していくとしています。

VIVERSE ゼネラルマネージャー Joseph CW Lin氏のコメント

アバターはメタバースでは欠かせない重要な要素です。アバターはもはやユーザーそのものの分身であるため、他のユーザーへ「自分」が誰かを素早く伝えられます。今回のピクシブ様との提携によって「VIVERSE」プラットフォームのキャラクター数が大幅に増え、ユーザーが求めるアニメスタイルにお応えできるようになります。「VIVERSE」は今後もさらにバラエティ豊かなキャラクターやアクセサリーを追加します。現実世界と仮想世界から訪れるアバターによってまるで『スタートレック』のようなメタバースの世界が実現されます。

ピクシブ代表取締役社長 國枝信吾氏のコメント

VIVERSE」との取り組みを通じて、『VRoid』のアバターを持ち込める連携サービスが増えることは、VRoidを利用してくださっているユーザーの方々にとって非常に良いニュースだと考えています。『VRoid Studio』は全体の90%が海外ユーザーで、多種多様な国々の方にご利用いただいています。世界中のユーザーが3Dアバターを通じたコミュニケーションを楽しめる世界を「VIVERSE」とともに実現できるよう、今後も努めてまいります。

《蚩尤》

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