プレイヤーに有意義な価値をもたらすこと…『マイクラ』開発陣含む環境保護団体がNFTに関する誓約キャンペーン開始 | GameBusiness.jp

プレイヤーに有意義な価値をもたらすこと…『マイクラ』開発陣含む環境保護団体がNFTに関する誓約キャンペーン開始

ビデオゲーム環境保護団体「Climate Replay」が、ゲームにおけるNFTの使用に企業・個人が責任を持つためのオンライン誓約キャンペーンを開始。

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プレイヤーに有意義な価値をもたらすこと…『マイクラ』開発陣含む環境保護団体がNFTに関する誓約キャンペーン開始
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マインクラフト』ゲームデザイナーのコリー・シェヴィアク氏が創設し、他にも同作関係者が多く在籍するビデオゲーム環境保護団体「Climate Replay」は、ゲームにおけるNFTの使用に関し、業界の企業・個人が責任を持つためのオンライン誓約キャンペーンを開始しました。

Climate Replayとは、気象危機に対するカジュアルな解説やチャリティーイベントの開催などを中心とした環境保護団体です。ゲームコミュニティ内が気象危機にどう取り組んでいくべきかなど、様々な啓蒙活動も行っています。

昨今ビデオゲーム業界で採用ケースが増加しているNFTについて、Climate Replayは「ゲーム、気象危機、そして社会に大きな影響をある技術」であると懸念を表明。「基礎知識を備えたうえで決断できるように」と、NFTやブロックチェーンの基礎的な解説に加え、それらがゲームにどう活用されるかについてのガイドラインを今週火曜日に公開しました

そして今回、同団体はガイドラインにNFTに関する誓約を追加し、本技術の導入を検討するゲーム企業や個人に対し、「プレイヤーと地球(環境)を最優先にするよう」呼び掛けています。誓約書によると、ゲームは不確実性が増す世界の中、物理や経済などといった現実の制約から我々の創造性を解き放ってくれる一方、人為的な希少性と投機により価値が完全に定義されるため、「大半のNFT、ひいては殆どのデジタル所有権は、現状全く逆の目的」を果たしているといるといいます。

そこでClimate Replayは関係各社に対し、以下の誓約への署名を呼びかけています。

  • プレイヤーに有意義な価値をもたらすこと

  • 意図的に非効率な技術を使用し、具体的かつ重大な影響を環境へもたらさないこと

  • 投機的価値を生み出すために、人為的な希少性を受け入れないこと

  • 規制されていない、不安定な暗号通貨に依存しないこと

  • アーリーアダプターや裕福なユーザー・プレイヤーに不公平な利益を与えないこと

  • “ゲームの主な目的が、金稼ぎにシフトする”などといったPlay-to-Earnモデルの負の側面を永続させないこと

  • 透明性を持って実装し、スタジオメンバーからの懸念を真摯に受け止めること

なお、同団体公式ページでは“NFTがどのように環境に害を及ぼすか”なども解説しています。興味があればページを覗いてみるのもいいでしょう。

《ケシノ@Game*Spark》

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