「シーグラフアジア2018」参加者・機器展示など過去最大に─CG・VRなどの最先端に迫る講演や発表に注目集まる | GameBusiness.jp

「シーグラフアジア2018」参加者・機器展示など過去最大に─CG・VRなどの最先端に迫る講演や発表に注目集まる

コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の最先端に迫る展示会として、2008年から定期的に展開している「シーグラフアジア」。今年で11回目を迎えた「シーグラフアジア2018」では、CG、VR、AR、AIといった最新技術の研究発表などが相次ぎました。

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コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の最先端に迫る展示会として、2008年から定期的に展開している「シーグラフアジア」。今年で11回目を迎えた「シーグラフアジア2018」では、CG、VR、AR、AIといった最新技術の研究発表などが相次ぎました。

「シーグラフアジア2018」は、2018年12月4日から7日にかけ、「東京国際フォーラム」にて開催。公式登録者は9,735名を記録し、これはシーグラフアジア史上最大とのこと。本カンファレンスへの関心度の高さが窺えます。また、発表者の登壇は約750名で、産業界における最新の開発動向など、コンピューター・グラフィックス並びにインタラクティブ技術の将来に関する議論が行われました。

基調講演では、米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)のリード・システム・エンジニアのデヴィッド・オー博士と、マサチューセッツ工科大学コンピュータ・サイエンス学科のエリック・ドメイン教授は、アーティスティックな構造を作り出すための数学の応用を解説する「数学と折り紙」を講演。また、ソフトバンクでのペッパー開発などで知られる林要氏は、人間とロボットの関係を探る「次世代の家庭用ロボット」について語りました。

また、特別講演には、Pixar Animation StudiosやWeta Digital Ltd、ILM Singapore各社の制作・特殊効果チームが登壇し、それぞれが手がけたリアリスティックなバーチャル・ヒューマンやキャラクター、「スター・ウォーズ」のハン・ソロの制作の背景など、その複雑な仕事ぶりについて言及しました。

そして機器展示には、14ヵ国から93もの社・団体が出展し、こちらもシーグラフアジア史上最大規模に。ハードウェアのみならず、ソフトウェアやテクノロジー、イノベーションといった幅広い分野の最新技術が紹介されました。

◆「シーグラフアジア2018」受章者紹介


コンピュータ・アニメーション・フェスティバル(CAF)、Virtual Reality and Augmented Reality (VR/AR)、Emerging Technologies 各プログラムの受賞者は次の通りです。

■Virtual Reality and Augmented Reality (VR/AR)
・Best VR/AR Technology Voted by Committee:
FiveStar VR: Shareable Travel Experience Through Multisensory Stimulation To The Whole Body by Kouichi Shimizu, Gaku Sueta, Kentaro Yamaoka, Kazuki Sawamura, Yujin Suzuki, Keisuke Yoshida, Vibol Yem, Yasushi Ikei, Tomohiro Amemiya, Makoto Sato, Koichi Hirota, Michiteru Kitazaki

・Best VR/AR Content Voted by Committee:
Rapture of the Deep VR by Monja Dietrich, Vincent Suttner, Theres Buehler

■Emerging Technologies
・Best Demo Voted by Attendees
Hap-Link: Wearable Haptic Device on the Forearm that Presents Haptics Sensations Corresponding to the Fingers by Taha Moriyama, The University of Electro-Communications, Japan

・Best Demo Voted by Committee
Relaxushion: Controlling the Rhythm of Breathing for Relaxation by Overwriting Somatic Sensation, by Yuki Ban, The University of Tokyo, Japan

■The Computer Animation Festival
・Best in Show: L'oiseau qui danse (France), directed and produced by Jean-Marie Marbach

・Jury Special Award: Vermin (Luxembourg), directed by Jeremie Becquer, Miyu Distribution and produced by Michelle Ann Nardone, Miyu Distribution, Denmark

・Best Student Film: Reverie (Mexico), directed by Philip Louis Piaget Rodriguez, Miyu Distribution and produced by Michelle Ann Nardone, Miyu Distribution, Denmark



次回となる「シーグラフアジア2019」は、オーストラリア・ブリスベンにて、2019年11月 17日から20日にかけて開催される予定です(会場: Brisbane Convention & Exhibition Centre: BCEC)。2019カンファレンス・チェアを務めるTomasz Bednarz氏のコメントも合わせてご覧ください。

■Tomasz Bednarz氏 コメント
オーストラリアでの初開催となる「シーグラフアジア2019」(SA2019)の会場はブリスベンで、地元では「Brissy」と呼ばれています。カンファレンスの開催テーマは、「DREAM ZONE!」です。これは、コンピュータ・グラフィックスやインタラクティブ技術による作品を、完全に革新的な方法で実現することで、その知覚や相互作用を拡張する、不思議な体験をしてもらう事ができる、というものです。

「シーグラフアジア2019」は、北米で開催されるシーグラフアジアからStudio・プログラムを紹介するほか、アンダーグランドのハック・コード・アート・コミュニティによる、制限駆動型のリアルタイム・コンピュータ・グラフィックスから触発された「デモシーン・プログラム(Demoscene Program)」を初めて行う予定です。ぜひ、皆さんも「シーグラフアジア2019」の予定をカレンダーに入れて、美しいクィーンズランドにお越しください。


出典: SIGGRAPH Asia 2018
《臥待 弦》

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