イラストの全方位立体表現を目指す「Live2D Euclid」が販売停止に─「開発をCubismに集中して発展を加速させる」 | GameBusiness.jp

イラストの全方位立体表現を目指す「Live2D Euclid」が販売停止に─「開発をCubismに集中して発展を加速させる」

株式会社Live2Dが展開している「Live2D Euclid」のソフトウェア(EditorおよびSDK)について、提供(新規ダウンロードおよびPRO版トライアル)とライセンスのサブスクリプション販売の停止がこのたび明らかとなりました。

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株式会社Live2Dが展開している「Live2D Euclid」のソフトウェア(EditorおよびSDK)について、提供(新規ダウンロードおよびPRO版トライアル)とライセンスのサブスクリプション販売の停止がこのたび明らかとなりました。

同社は、イラストの雰囲気を損なうことなく、そのクオリティを保ったまま思い通りに動かすソフトウェア「Live2D Cubism」で、幅広い業界から一躍注目を集めました。このソフトを用いた作品はゲーム業界だけでも数多く存在しており、日頃目にする映像媒体で使用されていることも珍しくありません。


この「Live2D Cubism」とは異なる方向を目指し、デザイナーが描いた絵をそのままのタッチで3D空間に存在させることを目指したソフトウェア「Live2D Euclid」が、2017年4月に正式リリースを迎えました。上下左右、全方位の立体表現を可能とする「Live2D Euclid」は、その画期的な表現に対して高い評価を得ていた模様です。

しかし同社は、「Euclidが目指す“3Dのように動く2D表現”を本格的に普及するレベルに発展させるには、再度大きな仕様変更を視野に入れて劇的に進化させる必要がある」との結論に至ったと表明。また、「Live2D Cubism」についても「さらなる改善や拡張の余地がある」としており、Euclidを販売・公開停止することで開発やサポートをCubismに集中させ、Live2Dの発展を加速させたいとの方向性を打ち出しました。

加えて、「Euclidのノウハウも、Cubismに反映することで表現力を大幅に伸ばすことが最良」と判断した旨もコメントしています。なお、利用者に対する今後のサポートや返金処理などに関する案内が行われているので、該当している方は公式サイトのお知らせも合わせてご覧ください。

■Live2D Euclidの販売・公開停止について
http://www.live2d.com/ja/news/euclid_suspension

Copyright (C) 2018 Live2D Inc.
《臥待 弦》

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