金正男、トランプ移民施策… 話題の陰でプチ進化するゲーム業界【オールゲームニッポン】 | GameBusiness.jp

金正男、トランプ移民施策… 話題の陰でプチ進化するゲーム業界【オールゲームニッポン】

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金正男、トランプ移民施策… 話題の陰でプチ進化するゲーム業界【オールゲームニッポン】
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テレビゲームの世界は、新しいデバイスや技術の普及によって、その形は大きく進化している一方、楽しさを追い求める姿は変わりません。変わるものと、変わらないもの。過去と未来。そして我々が宿命的に背負う日本という存在。なかなか考える余裕のない現代ですが、少しだけ立ち止まって一緒に見つめてみませんか? 毎月1回、「安田善巳と平林久和のオールゲームニッポン」ゆるーくお届けします。

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谷理央(以下 谷):プレミアムフライデーがはじまりましたね。今月は日数が少ないのであっという間に月末です。よろしくお願いします。

安田善巳(以下 安田):僕の仕事は、なかなか午後3時には終わりませんがよろしくお願いします。

平林久和(以下 平林):あ、プレミアムフライデー! すっかり忘れてましたがよろしくお願いします。

谷:Nintendo Switch発売をまえにして、嵐の前の静けさということなんでしょうか。今月のゲーム業界は比較的平穏だった印象がありますが、いかがですか?

平林:ゲーム業界と比べるのはどうかと思いますが、金正男事件の報道、連日、見てます。影武者説まで出てきて、改めて「事実は小説より奇なり」を痛感しています。というわけで、世の中で起きた事件が目立ちすぎて、相対的にゲーム業界の動きが地味に思えたというのは私も同感です。

安田:世の中のダイナミックな動きといえば、今月は日米首脳会談もありました。報道の量がかつてないほどに多かったですね。

谷:そういえば、トランプ大統領が唱える移民施策についてアメリカのエンターテイメントソフトウェア協会(ESA)のマイケル・ギャラガー代表が反対の声明を発表しました。

平林:私はそのことをGame*Sparkに掲載された記事で知りました。Twitchチャンネルでも主張なさっていくみたいですね。ところでESAってこんなに政治的な団体でしたっけ? 元の声明を読んだら「ESAは過去に大統領や知事や国会議員に影響を与えてきた。政府と選挙に影響を及ぼす能力を備えている」といった趣旨のことが書かれていて、ちょっと驚きました。


安田:ESAは昔から著作権保護のようなロビー活動を活発にしてきました。ESAが政治的……というよりは、アメリカの業界団体全体の特徴ではないでしょうか。日本の業界団体というと親睦団体のようなイメージがあるじゃないですか。ところが、アメリカの業界団体は主張を束ねる場。政治家に意見を届けて自分たちの業界が有利になるような働きかけをすることが多いようです。

平林:なるほど。そういえば今月は、文部科学省の天下り問題もありました。業界と行政が天下りで癒着するのが日本の悪いところだとすると、堂々と声明を発表するのがアメリカ的とも言えるわけですね。いや、でもやっぱり……複数の企業が集まった業界団体が、ひとつの意見にまとめて声明を出すのは釈然としないかなぁ?

安田:アメリカへの移民制限については、アップル、グーグル、インテル、マイクロソフト、フェイスブック、ツイッター……これら企業は、どこも反対意見を表明しています。ざっくりとした言い方になりますが、ゲーム会社を含むIT関連企業はトランプ大統領の移民政策に反対の流れなんでしょうね。

谷:日本とアメリカの違いの話ですが『バイオハザード7』の評判が良いですね。

平林:谷さん、じつはオールゲームニッポンの連載開始の頃ですが、バイオハザードシリーズのことはかなり意識していまして。というのも日本で生まれたホラーゲーム『バイオハザード』でしたが、海外で売れるにつれて少しずつ方向性が変わっていったじゃないですか。

谷:アクションゲーム的な要素が強くなっていた、ということですか。

平林:そうですね。同じゾンビを銃で撃つという行為ですが、昔は防衛的というか。「こっち来るな!」「あっち行け!」という感じ。ところが『バイオハザード6』ではアグレッシブに移動してゾンビを攻める感じがしました。うーん、海外市場に合わせて変化したのかもしれないけれども、昔の感覚が良かったなと思ってました。当時は日本で開発されるゲームが海外市場に合わせにいくのは当然の風潮でしたが、理想を言えば、日本的なゲームがそのまま海外でもウケてくれたらいいのに。そんな願望があったんですね。


谷:というわけで、日本のゲームとは何かを探るオールゲームニッポンがスタート。

平林:はい。そんな思い入れがあるので『バイオハザード7』が成功したのうれしい限りです。私は『バイオハザード7』の方向性について議論されている時期に開発者の方たちとお会いしたことがあるんです。メディアではよく「原点回帰」と語られていますが、本当に原点回帰でいいのか? そもそも原点とは何か? 試行錯誤なさったうえでの重大な決断だったことでしょう。改めて敬意を表したいですね。

谷:なるほど。そのほかに、最近の気になる動向はありますか?

安田:話は一気に変わりますがいいですか?

谷:もちろん。

安田:ワイヤレスのイヤホン! いつの間にか性能がグンと良くなっているようで驚きました。最近は手放せなくなっています。

平林:最近性能が上がった系でいうと、グーグル翻訳がすごく良くなりましたよね。単語ベースの機械翻訳から文脈を把握する翻訳に変わったそうです。

谷:アプリでは写真で読み取った文字を翻訳してくれる機能もつきました。

安田:僕は台湾出張に行くとグーグル翻訳の読み上げ機能に助けてもらっています。

平林:グーグルドライブ、[ツール]にある[音声入力]の精度もグングン向上している感じがします。

谷:みんなグーグルのサービスが好きですね(笑)。

安田:フェイスブックのインスタントゲームもおもしろいです。おふたりには招待のメッセージを送りました。

谷:『Galaga(ギャラガ)』の招待メッセージ、いただきました。

平林:ワンボタンで遊べて、よくできていますね。

安田:あれはHTML5で動くゲームですね。ダウンロード不要でサクッと遊べます。

平林:最近はアプリダウンロードの友人への招待が、あまり効果がないそうです。アプリの容量が大きくて時間がかかる。特にスマホで動画を撮っている人は、アプリの容量を節約する傾向があるそうです。なのでダウンロード不要のゲームは、それなりの需要があると思います。

谷:女子高生AIの「りんな」ちゃんも、LINEのメッセージ上で簡単なゲームができますしね。

平林:「0」と言ったら負けのカウントゲームとか。いつも負けています(笑)。メッセージといえば、アイフォンのデフォルトで入っているメッセージアプリがありますよね、緑色のアイコンの。あのアプリの下のボタンを押していくとメッセージ用のゲームのストアに誘導されます。「メッセージでゲームしよう」と書かれています。

谷:いろいろなサービスの話になってますが、ちょっとお知らせを。インサイド前任編集長の土本が『トキメキメテオ』を立ち上げました。VRでアイドルと触れ合う体験ができる、というベタな企画ですいません。

平林:いやいや、ベタな感じがいいじゃないですか。今度、体験させてください。

谷:いろいろと話は拡散しましたが、まとめるとどんな感じでしょうか。


安田:まず、全然まとめる気がなさそうな話をすると(笑)、僕は最近、南極大陸に旅行に行きたいと思ってるんです。どうやって南極に行くのか調べてみると、南米・アルゼンチンから船で行くんですね。南極大陸は半島が突き出すカタチになっていて、その半島(南極半島)とアルゼンチンを結ぶ距離が一番短いんです。

平林:南極に一番近い国はアルゼンチンなんですね。

安田:そうなんですよ。意外な盲点ですよね。というわけで、イヤホン、翻訳ソフト、インスタントゲームなど。日常にあるものでも、埋もれた盲点があって。われわれの周辺では、いつも誰かが盲点を見つけてはそれをつぶし、未開拓なルートを開こうとしているんじゃないかと。今回はそんなお話だったのでしょうか?

谷:はい、まとまっていると思います!
《平林久和》

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