ゲームショウ初出展のAmazon、ゲーム開発者にとって見逃せない存在に成長した「Amazon Androidアプリストア」をアピール | GameBusiness.jp

ゲームショウ初出展のAmazon、ゲーム開発者にとって見逃せない存在に成長した「Amazon Androidアプリストア」をアピール

企業動向 戦略

アプリストアとしての存在感を高めているAmazon。今年の東京ゲームショウでは、「Amazon & Twitch」で大規模なブースを初出展したほか、「TwitchとAmazonの切り開くゲーム実況とアプリビジネス拡大の新しい戦略」と題した基調講演も行い、ゲーム開発者から大きな注目を集めました。

ブースでは「Amazon Androidアプリストア」と、昨年9月にAmazonが買収したゲーム実況動画配信サービス「Twitch」をアピール。同アプリストアで販売されている豊富なラインナップの紹介や、ゲームでの課金がお得にできる「Amazonコイン」というサービスの紹介、収益化をサポートする「Amazonモバイル広告」、開発者向けのアプリ出品メリットの紹介、さらにステージでは同アプリストアが重視しているというインディゲーム開発者を招いたセッションなども実施されました。


多くのユーザーで賑わった「Amazonコイン」のブース



ステージではゲーム開発者を招いたセッションなどが実施


また、初日には「Amazon Androidアプリストア」で提供されている人気アプリを表彰する「Amazonアプリアワード」の授賞式が行われ、『パズル&ドラゴンズ』(ガンホー・オンライン・エンターテインメント)『魔法使いと黒猫のウィズ』『白猫プロジェクト』(コロプラ)『Game of War』(MachineZone)の4作品が選ばれ、これらの作品の開発者たちによるトークイベントも行われました。Amazonではプラットフォームによる開発者の支援を重視しているそうで、アワードという取り組みもこの一環のようです。


喜びの表情の開発者たち。左から、ロバート・ウィリアムス氏(Amazon)、山本大介氏(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)、ガブリエル・レイドン氏(MachineZone)、浅井大樹氏(コロプラ)


●本記事のポイント
・ユーザーにとっておトクな「Amazonコイン」が押し上げるユーザー課金率の高さ
・開発者にとって優位な「Amazonモバイル広告」
・インディ開発者にとってはありがたい登録・出品料無料など、サポート体制も充実
・ほとんどのAndroid対応アプリが追加改修なしでリリース可能
・無償での日本語サポートにも力を入れている


開発者にとっても、ユーザーにとってもおトクなストア



日本国内でサービスを開始した2012年11月当時は、Kindle Fire(現:Fireタブレット)向けのアプリストアという色彩が濃かった「Amazon Androidアプリストア」ですが、Android端末からの利用者も拡大し、前述のような、世界を代表するアプリからインディーアプリまで、35万本以上のアプリが世界約236カ国に向けて配信されています(2015年9月現在。アプリ数は、日本向けストアにおけるアプリ数)。ではデベロッパーにとって「Amazon Androidアプリストア」にも展開するメリットとは何でしょうか? アマゾン ジャパン株式会社 アプリストア事業部 統括本部長ディレクターのジョナサン・ナガオ氏に伺いました。

・ユーザーにとっておトクな「Amazonコイン」が押し上げるユーザー課金率の高さ
ナガオ氏がアピールしたのは、独自の「Amazonコイン」というサービスと、開発者にとって優位なアドネットワークである「Amazonモバイル広告」の存在です。AmazonコインはAmazonが発行する仮想通貨で、プレイヤーはあらかじめAmazonコインを購入しておき、有料アプリやゲーム内アイテムの購入に使う仕組みです。一度Amazonコインを購入すれば、残高がある限りは通常の有料アプリ購入やアプリ内課金と同じフローで直感的に使用できます。

「Amazonコイン」の特筆すべきポイントは、そのおトクさ。500円相当のコインが480円、10,000円相当のコインが9,000円、という風にその他の決裁手段よりも4~10%もお得に有料アプリやアプリ内課金アイテムを購入することができるのです。他のアプリストアよりも割安でゲームやアイテムを購入できるため、課金意向の高いユーザーが集まり、より高いARPUと、より多くの売り上げが期待できるストアとなっているというわけです。基調講演でも他のアプリストアでゲームをダウンロードしているユーザーの平均課金率が41%であるのに対して、Amazon Androidアプリストア経由では64%というデータが示されていました。


ナガオ氏は基調講演にも登壇した


「Amazon Androidアプリストア」では頻繁にAmazonコインを活用したセールを実施しています。こうったキャンペーンが課金意向の高いユーザーを引き付けます。しかもAmazonコインによる割引分はAmazonが負担。開発者に払われるロイヤリティーが減ることはりません。マーケティング費用に多くをさけないインディゲーム開発者にとって特筆すべきポイントといえます。

・開発者にとって優位な「Amazonモバイル広告」
一方で「Amazonモバイル広告」は、Amazonが配布するSDKをアプリ内に実装することで、独自のアドネットワークを組み込むサービスです。アプリ開発者は広告のクリック回数ではなく、インプレッション(表示回数)に応じて収入を受け取れます。広告で収益を挙げるタイプのゲームも増えていますが、クリックではなくインプレッションで成果がカウントされるというのはデベロッパーにとって嬉しいところです。広告のSDKはUnityなど各種ゲームエンジン向けにプラグインが用意されているとのことです。

・インディ開発者にとってはありがたい登録・出品料無料など、サポート体制も充実
他に細かい点では、開発者向けアカウントの登録費用の完全無償化があげられます。他社ではアカウントの登録に費用がかかるケースが多いのですが、「Amazon Androidアプリストア」では開発者向けの登録料・出品料は無料となっています。これは予算が限られるインディデベロッパーにはメリットの大きい施策です。

Amazonではインディには特に力を入れているそうで、この点についてナガオ氏は「ゲーム業界、とくにアプリにおいては、新しいアイディアをもった開発者が次々に登場して、ヒット作品を生み出しています。特に日本のインディゲーム開発者コミュニティは、さまざまなアイディアやイノベーションを通じてゲーム業界全体に影響を与えています」と回答しました。

・ほとんどのAndroid対応アプリが追加改修なしでリリース可能
ナガオ氏は「Android対応アプリであれば、ほとんどのアプリで追加改修などを行うことなく、ストアへの出品が可能です」と胸を張ります。ドキュメントの整備だけでなく、日本語での技術サポートも無償で受けられます。このようにAndroid向けにアプリを作る場合、「Amazon Androidアプリストア」を活用しない手はないというわけです。


「Amazon Androidアプリストア」でもアプリ公開に際して独自の審査が行われます。ナガオ氏は、Amazonでは、全アプリを公開前に審査することによって不適切又は低品質なアプリやバグの残ったアプリ、さらには悪意のあるアプリなどを事前に排除することができると語りました。

「Amazonで調査したところ、ユーザーは安心・安全にアプリを楽しみたいというニーズが高かったのです」(ナガオ氏)。実際にAndroid向けアプリには、個人情報を盗み出すなど、悪意のあるものも少なくありません。こうした中、誰でも安心・安全にアプリが楽しめる環境を作りたいという戦略はうなずけます。

ちなみに、Amazonの検索窓に「アラーム」と入力すると、目覚まし時計とアラームアプリの両方がヒットする……。このようにリアルな商品を探しているユーザーに同機能のアプリを訴求できるということも、「Amazon Androidアプリストア」にアプリを配信するメリットの一つです。定評のあるレコメンド機能も活用でき、ユーザーにアプリの認知を高める上で、重要な役割を担っています。

開発者とユーザーにとってより魅力的なプラットフォームに




開発者の声を聞きながら改善していきたいと語るナガオ氏


・無償での日本語サポートにも力を入れている
また、開発者向けとしては、海外だけでなく国内でもデベロッパーリレーションを担当するチームが存在し、大手からインディゲーム開発者まで、さまざまなサポートを行っているとのことです。その一例が東京ゲームショウでのブース出展であり、無料の日本語技術サポート、完全無料のアカウント登録料等、開発者にとってビジネスメリットの大きい仕組みにつながっていると言えます。

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際にナガオ氏はブース出展の理由について、「Amazon Androidアプリストア」と「Amazonコイン」の認知度向上と、エンドユーザーと開発者の双方から幅広くフィードバックを得るためだと明かしました。「ゲームショウでは、みなさん自由に話してくれます。こうした本音の感想が、Amazonのサービス改善で非常に重要なのです」(ナガオ氏)

独自の施策で規模を拡大している「Amazon Androidアプリストア」。東京ゲームショウではビジネスデイだけでなく、一般公開日もひっきりなしにゲームユーザーが訪れていて、存在感を見せていました。ゲームデベロッパーにとって今後、更に無視できない存在となっていきそうです。


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《GameBusiness.jp》

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