「こびとづかん」の長崎出版が倒産、経営拡大失敗で関連会社合計17億円超の負債 | GameBusiness.jp

「こびとづかん」の長崎出版が倒産、経営拡大失敗で関連会社合計17億円超の負債

帝国データバンクによれば長崎出版は、8月22日東京地裁へ自己破産を申請し、9月25日より破産手続き開始決定を受けました。

その他 その他
帝国データバンクによれば長崎出版は、8月22日東京地裁へ自己破産を申請し、9月25日より破産手続き開始決定を受けました。
  • 帝国データバンクによれば長崎出版は、8月22日東京地裁へ自己破産を申請し、9月25日より破産手続き開始決定を受けました。
  • 帝国データバンクによれば長崎出版は、8月22日東京地裁へ自己破産を申請し、9月25日より破産手続き開始決定を受けました。
帝国データバンクによれば長崎出版は、8月22日東京地裁へ自己破産を申請し、9月25日より破産手続き開始決定を受けました。

同社は、1975年5月の設立以来、幼稚園の年長から小学校低学年を購読者層とする絵本や観察ガイドブックなど児童書のほか、料理、旅、エッセイ、健康など実用書の出版を中心に手がけてきました。

2006年より販売開始された、なばたとしたか氏の手掛ける「こびとづかん」「みんなのこびと」「こびと大百科」など「こびとづかん」シリーズがヒット。また、よしながこうたく氏の手掛ける「給食番長」「飼育係長」「あいさつ団長」「おそうじ隊長」など「わんぱく小学生」シリーズもヒットし、2007年4月期に約1億1000万円だった年売上高は、2013年4月期に約16億2300万円にまで拡大していました。

この間に同社は、グループ会社を相次いで設立するなど、ホールディングカンパニー制を目指しましたが、経営の拡大に失敗し、昨年末までにさまざまなトラブルに見舞われ「こびとづかん」シリーズの扱いを中止する事態に発展。今年1月頃より実質的に営業を停止していました。

負債は債権者約158名に対し約12億1099万円とされているほか、関連会社のドレミファホールディングス(負債約1434万円)、ドレミファ(負債約3億8195万円)、ジン(負債約4790万円)、ブランク(負債約8483万円)も同日付で破産手続き開始決定を受けています。 負債は5社合計で約17億4001万円となります。

「こびとづかん」シリーズの書籍出版は現在、ロクリン社が手掛けており、今後もシリーズは継続します。また、「わんぱく小学生」シリーズの書籍出版も好学社が手掛けており、こちらも販売は継続します。

尚、「こびとづかん」は、ニンテンドー3DSソフトとして、日本コロムビアより『こびとづかん こびと観察セット』と『こびとづかん こびとの不思議 実験セット』の2本を発売中。2014年9月30日14時現在までに特に発表がないことから、販売は継続される模様です。
《津久井箇人》

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

人気ニュースランキングや特集をお届け…メルマガ会員はこちら