ケヴィン・リチャードソンは、Nickelodeon’s Kids and Family Virtual World’s Groupの、サンフランシスコにあるゲーム部門でシニアプロデューサーを務める人物である。
彼はそのキャリアの半分を、アニメ映画およびアニメ広告、そしてゲームの業界で過ごしてきた。彼は昨年、自身のアイディアを具現化した「Speed Camera Lottery」で、独フォルクスワーゲン社が主催する「Fun Theory Award」を受賞したのだが、このアイディアの根底には、「ドライバーは、遊び心を通してスピードを落とすことができるのだろうか」という問題提起がある。
以下、実地試験によって得た知見を、彼自身に語ってもらおう。
僕は性来アウトドア派なのだが、なぜかインドアの仕事を選んでしまった人間である。だから仕事ともう一方の部分との折り合いをつけるため、僕はゲーム作りとアウトドアへの情熱を組み合わせる方法はないかと知恵を絞ってきた。「Ghost Town Mysteries: Bodie」というゲームは、そのささやかなチャレンジの最初の果実といえる。