ビナリソノリとエンザイムが戦略的パートナーシップを締結・・・ローカライズとゲームテスト | GameBusiness.jp

ビナリソノリとエンザイムが戦略的パートナーシップを締結・・・ローカライズとゲームテスト

ローカリゼーションベンダーのビナリソノリと、多言語ゲームテストベンダーのエンザイム研究所が戦略的パートナーシップを締結したと9月15日にリリースしました。ビナリ・ソノリのアカウントマネージャー、ファビオ・ミナッジ氏はIGDAメンバーであり、米Localization SI

その他 その他
ローカリゼーションベンダーのビナリソノリと、多言語ゲームテストベンダーのエンザイム研究所が戦略的パートナーシップを締結したと9月15日にリリースしました。ビナリ・ソノリのアカウントマネージャー、ファビオ・ミナッジ氏はIGDAメンバーであり、米Localization SIGの副世話人の一人としても活躍されています。またエンザイム研究所は昨年末に放映されたNHK「世界ゲーム革命」でも登場しました。

ローカリゼーションベンダーとテスターのパートナーシップと一口に言っても、なかなかイメージがわきにくいかもしれませんが、かなりユニークな取り組みが期待できます。たとえばローカリゼーションベンダーはアセットの翻訳を行いますが、通常はデバッグに携わりません。一方テスターはゲームのバグを発見するのが仕事ですが、キャラクターの口調やメッセージのテイストなど、言語的・文化的な内容の不具合については、判断がつかないのが一般的です。両者の機能を併せ持つベンダーもありますが、まだまだ例外的な存在といって良いでしょう。

またCEDEC2011のパネルディスカッション「社内外でさまざまに存在するローカライズの壁を越えよう」でも、フリーランスの翻訳者がGDD(ゲームデザインドキュメント)をセキュリティの面から参照できない、などの課題が議論されました。しかしエンザイム研究所のようなテスター企業では、企業からGDDの提供を受けてテストを行う例が普通です。こうした点でもシナジー効果が見込めるというわけです。

以下にリリースの全文を転載します。


報道関係各位

ビナリソノリとエンザイム研究所が戦略的パートナーシップを締結

デジタル・エンターテインメント業界において、コンテンツ制作、翻訳、ローカライゼーションサービスを提供してきた Binari Sonori S.r.l.(「ビナリソノリ」、以下同じ)と、多言語ゲームテスト会社であるEnzyme Testing Labs (「エンザイム研究所」、以下同じ)は本日、正式に戦略的パートナーシップを締結することをお知らせいたします。

デジタル・エンターテインメント業界において、コンテンツ制作、翻訳、ローカライゼーションサービスを提供してきた Binari Sonori S.r.l.(「ビナリソノリ」、以下同じ)と、多言語ゲームテスト会社であるEnzyme Testing Labs (「エンザイム研究所」、以下同じ)は本日、正式に戦略的パートナーシップを締結することをお知らせいたします。

本パートナーシップにより、これまで両社がそれぞれ培った翻訳、音声収録、QAデバッグにおける経験と専門知識を組み合わせた、新しい形のローカライゼーションサービスをご提供することが可能となりました。タイトルのグローバル展開における品質の向上と、開発作業の効率化にお役立ていただければ幸いです。
《IGDA日本》

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

人気ニュースランキングや特集をお届け…メルマガ会員はこちら