大手パブリッシャーのソーシャルゲーム業界進出には出遅れ感があり、当然ながら採用活動も後手に回った感が否めません。しかし1月は、ソーシャル系人材に加えてWEB系、モバイル系人材をも一気に大量採用しています。採用に至るまでのスピードも非常に速く、本気度を見せ付けた形となりました。■求人数は横ばいソーシャルゲーム業界の活況によって急激に増加したゲーム業界の求人ですが、1月は採用充足による求人終了と新規採用が同程度の数で推移し、横ばいに転じています。コンシューマー受け、オンライン向けの入れ替わりはあまりなく、ソーシャルゲーム系求人に入れ替わりがありました。■業界の体質改善を望むゲーム業界は、そこで働く人の情熱に支えられていると考えています。他業界に比べて年収が低く、労働時間も長い。それでも世界のトップを走ることができるのは、クリエイターの「おもしろいゲームを作りたい」という熱意があればこそです。しかし、クリエイターも年齢を重ねるに連れ、情熱では補いきれない部分が出てくるのではないでしょうか。数年前に比べれば減っているとはいえ、未だに「寝袋を職場に常備」「給与は同年齢平均の三分の二程度」といった話を耳にします。経営が苦しいデベロッパーも多く、ある程度仕方のない部分もあるとは思いますが、業界に残る悪しき体質は少しずつ改善していく必要があるでしょう。