ソーシャルゲームで不正取引−『Farmville』のZyngaが業者を訴える | GameBusiness.jp

ソーシャルゲームで不正取引−『Farmville』のZyngaが業者を訴える

不正の魔手はソーシャルゲームにも広がっているようです。

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不正の魔手はソーシャルゲームにも広がっているようです。
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不正の魔手はソーシャルゲームにも広がっているようです。

ソーシャルゲーム『Farmville』で知られるZyngaはRMT業者を訴えました。

RMTとは「リアルマネートレード」の略で、ゲームのマネーやアイテムを現実のお金で販売するという行為。RMT業者PlayerAuctions.comはZyngaの運営するタイトルでゲーム内マネーやアイテムを販売していますが、Zyngaはこれが禁止行為に該当するとして損害賠償を請求しています。

PlayerAuctions.comの相場はZyngaから正規にゲーム内マネーやアイテムを入手するよりもかなり安い模様。例えば『Texas HoldEm Poker』のチップは7万5000枚で5ドル(約470円)が定価ですが、100万枚ものチップがわずか5.45ドル(約510円)で買えてしまいます。

PlayerAuctions.comは『ファイナルファンタジーXI』『AION』『World of Warcraft』といったMMORPGでゲーム内マネーやアイテムだけではなく、アカウント(キャラクター)も販売、さらにはレベル上げサービスなども提供しています。

RMTで「商品」となるゲーム内マネーやアイテムを稼ぎ出す行為は一般プレイヤーの妨げとなることも多く、自動でキャラクターを操作する不正ツールが使われることも少なくない模様。ゲーム内で業者のキャラクターが無差別に宣伝を行うこともあり、多くの運営会社が対応に苦慮しています。

RMTが成立するには元のゲームに需要が高く「商品価値」があることが必要ですが、ついにソーシャルゲームも「金になる市場」として認識されつつあるということのようです。
《水口真》

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