『RuneScape』シリーズを手掛けるJagexは、イベント「RuneFest 2026」で公開した『RuneScape』の新映像について、生成AI(GenAI)が使用された疑いが指摘されたことを受け、映像を削除したと明らかにしました。
騎士の手には「6本の指」―生成AI使用を疑う声
問題となったのは、10月3日から4日にかけてイギリス・バーミンガムで開催された「RuneFest 2026」で公開された、「Dragon Slayer II」に関するトレイラーです。
映像の公開後、登場するキャラクターの手に本来より多い「6本の指」が描かれているほか、鎧を身につけたキャラクターの靴底がスニーカーのようなデザインになっていることなどをユーザーが指摘。生成AIによって制作された映像ではないかとの疑惑が浮上しました。


これを受け、JagexのMod SweenはRedditで声明を発表。問題のトレイラーを削除し、緊急に調査を進めているとしています。
一方、Jagex自身が生成AIの使用を指示したわけではないと説明しています。声明によれば、トレイラーは信頼する外部パートナーによって制作されたもので、同社からは「GenAIを使用しない」と明示的な確認を受けていたとのこと。
しかし、実際に公開された映像では、キャラクターに6本の指が描かれていました。Mod Sweenはこの点について、「ほかにもありますが、6本目の指があります。まあ、これは説明するのがかなり難しい」と認め、ユーザーに謝罪しています。
実は数日前にも生成AI騒動……Jagexは審査体制を見直しへ
さらに今回の騒動は、Jagexにとって短期間で2度目となる生成AIを巡る問題でした。
「RuneFest 2026」にあわせて発表された100 Thievesとの「Old School RuneScape」コラボアパレルのデザインにも生成AIが使用されていたことが判明。100 Thieves側は10月1日にAIが含まれていたことを認めています。
この際にもJagexは、開発者やアーティストの代替として生成AIを使用せず、マーケティング素材やグッズ、パートナーとの取り組みにおいても使用を認めないとの立場を示していました。それからわずか数日後に、今度は「Dragon Slayer II」のトレイラーで同様の問題が発生した形です。
Jagexは今回の声明でも、「ゲーム、アートワーク、クリエイティブ素材の制作にGenAIを使用せず、Jagexに代わって意図的に使用されることも認めない」と改めて表明。信頼していたパートナーを通じて短期間に2度問題が発生したことは、自社のプロセスにも対処すべき問題があることを示しているとしています。
同社はRuneFest終了後、レビュー体制を全面的に見直す方針です。また今後の「Dragon Slayer II」の紹介については、コミュニティのクリエイターに制作を依頼し、作品にふさわしい形でその物語を伝えていくとしています。







