アニメーター・キャラクターデザイナーの桂憲一郎氏が、2026年9月30日に亡くなったことが明らかになりました。59歳でした。10月5日、妻でアニメーターの宮地聡子氏がTwitterを通じて報告したものです。
病気療養中の9月30日に逝去
宮地氏が公開した書面によると、桂氏は病気療養中だった9月30日に逝去。葬儀は近親者のみで執り行ったとしています。
書面では、生前に桂氏が携わった作品やデザインを愛したファンをはじめ、制作会社やスタッフ、関係者に対して感謝を伝えています。
また、桂氏の絵や作画、デザインを好きだった人々に向けて、「このキャラが好き」「この版権が好き」「作画が好き」と心の中でつぶやいてもらえれば本人にも届き、喜ぶと思うとコメント。時間があるときには、改めて桂氏の携わった作品を見てほしいとも呼びかけています。
「マクロス7」から『VIPER』、AQUAPLUS作品まで幅広く活動
桂氏は長年にわたり、数多くのアニメ・ゲーム作品に携わったアニメーターです。
代表的な仕事のひとつが、1994年から放送された「マクロス7」。美樹本晴彦氏によるキャラクター原案をもとに、アニメーションキャラクターデザインを担当しました。1995年公開の「マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!」でも、アニメーションキャラクターデザインを手掛けています。
ゲーム分野にも深く関わっており、ソニアが展開した『VIPER』シリーズでは「桂枝毛」名義でも活動。『VIPER-CTR ~あすか~』や『VIPER -RSR-』などでキャラクターデザインや作画監督を担当しました。
2000年代には、AQUAPLUS作品のアニメーションにも数多く参加しています。
『こみっくパーティー』を原作とした「こみっくパーティー Revolution」ではキャラクターデザインを担当。OVA「ToHeart2」では柳沢まさひで氏、加藤やすひさ氏らとともにキャラクターデザインや作画監督を担当したほか、絵コンテや演出にも参加しました。その後の「ToHeart2 adplus」「ToHeart2 adnext」「ToHeart2 ダンジョントラベラーズ」などにも携わっています。
また、『うたわれるもの』を原作とするOVAシリーズでは、監督・キャラクターデザイン・作画監督を担当しました。
『WHITE ALBUM2 幸せの向こう側』では原画を担当するなど、ゲーム作品そのものにも参加しています。
「ナイツ&マジック」「SYNDUALITY Noir」など近年まで活躍
その後も数多くの作品で活動し、「この中に1人、妹がいる!」ではキャラクターデザイン・総作画監督、「グリザイアの果実」では総作画監督を担当しました。
「ナイツ&マジック」ではキャラクターデザイン・総作画監督を務め、「転生したらスライムだった件」シリーズにも総作画監督などで参加しています。
2023年から2024年にかけて放送された「SYNDUALITY Noir」では、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督を担当。同作はゲーム『SYNDUALITY Echo of Ada』と世界観を共有するメディアミックス作品で、桂氏は近年まで第一線でアニメーション制作に携わっていました。
宮地氏は書面を「これまでたくさんの応援と温かい言葉をいただき、本当にありがとうございました」と結んでいます。







