ティム・スウィーニー氏、DICE Summitの基調講演にてルートボックスやゲーム内の政治的主張を批判 | GameBusiness.jp

ティム・スウィーニー氏、DICE Summitの基調講演にてルートボックスやゲーム内の政治的主張を批判

アメリカ・ネバダ州のラスベガスで開催された2020 DICE Summitにて基調講演を行い、ルートボックスやゲーム内の政治的主張について強く批判しました。

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ティム・スウィーニー氏、DICE Summitの基調講演にてルートボックスやゲーム内の政治的主張を批判【UPDATE】
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Epic Gamesの共同創立者兼CEOのティム・スウィーニー氏は、アメリカ・ネバダ州のラスベガスで開催された2020 DICE Summit(DICEはDesign, Innovate, Communicate, Entertainの略)にて基調講演を行い、ルートボックスやゲーム内の政治的主張について強く批判しました。海外メディアThe Hollywood Reporterが伝えています。

同氏は講演の中で「クロスプレイ」「クロスプラットフォーム」のメリットと重要性について語ったほか、GoogleやFacebookなどの「無料サービスを提供し、プライバシーや自由を代価として支払わせるビジネスモデル(customer adversarial model)」を業界の悪しき側面として紹介。その文脈の中で「勝って儲けるという機能を取り除いたギャンブルのようなもの」としてルートボックスを批判し、今後同様のビジネスは縮小していくだろうと予測しました。

また、ゲーム内での政治的主張についても言及。マーケティング部門が政治的になっている現状を批判し、「意見が二分するような話題をゲームに持ち込む理由はない」「従業員も顧客も全員、それぞれの意見を主張できてしかるべき」「我々企業は政治的に中立でなくてはならない」と主張して基調講演を締めくくったとのことです。

※UPDATE(2020/2/13 16:15):記事内の翻訳部分「プライバシーや自由のためにお金を払う必要があるビジネスモデル」を「無料サービスを提供し、プライバシーや自由を代価として支払わせるビジネスモデル」に訂正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。

ティム・スウィーニー氏、DICE Summitの基調講演にてルートボックスやゲーム内の政治的主張を批判【UPDATE】

《S. Eto@Game*Spark》

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