管理ツール「SavePoint」のカスタマーからの反応と今後の展望とは?【GTMF 2018 東京】 | GameBusiness.jp

管理ツール「SavePoint」のカスタマーからの反応と今後の展望とは?【GTMF 2018 東京】

MUGENUPは、7月13日に開催されたGTMF 2018 TOKYOにて制作管理ツール「SavePoint」の3年間の軌跡と展望を語るセッション「「SavePoint」3年間の軌跡と、今後の展望について。」を実施しました

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MUGENUPは、7月13日に開催されたGTMF 2018 TOKYOにて制作管理ツール「SavePoint」の3年間の軌跡と展望を語るセッション「「SavePoint」3年間の軌跡と、今後の展望について。」を実施しました。アンケートからの要望への回答についてのコメントや、今後の開発予定も語られたセッションのレポートをお届けします。

このセッションにはMUGENUPのディレクター小林良平氏とSavePoint事業部コンサルタントの桑原延友氏が登壇。また桑原氏は、カスタマー向けたSavePointの導入や導入後のサポートなどを中心に業務に関わっています。

左が小林良平氏、右が桑原延友氏



まず桑原氏による「SavePoint」のコンセプト説明です。近年では「SavePoint」を含めた制作管理ツールの需要が高まっています。ゲーム開発の規模が巨大化しているなか、日本ではソーシャルゲームが主流となっています。ソーシャルゲームは、リリース後の運営が重要となっているため、アートアセットやイラストなどを作り続けなければならないという状況が発生しています。


そのため、日々作る量も多くなっていることに加え、3DCGやLive 2Dなど、制作するコンテンツのリッチ化が挙げられます。それらの管理コストをなんとかしなければ…と言うところで出てくるのがこの管理ツール「SavePoint」です。「SavePoint」は、一元化による業務フローの改善というが大きなコンセプトで、コミュニケーションとデータ転送、スケジュール/ステータス管理も備えています。




次に「SavePoint」の基本機能の説明に入りました。スレッドビューは投稿画面となっており、データ転送とコミュニケーションがこの1画面だけで成立します。制作物を一つ一つスレッドという形で管理するテーブルビューでは、ラベル機能や階層フィルターなどの機能も備えています。他にも画像比較も可能で、何がどのように変化したのかを確認できるようにもなっています。扱いやすいこれらの機能により、堅実なデータ管理が出来るようになっています。


また、2015年からの3年間で、スレッドビュー機能と階層フィルター機能、3Dプレビュー機能をそれぞれ追加しました。スレッドビュー機能は、複数のクライアントから寄せられた「同時に他のクリエイティブも確認したい」という要望を受け、複数の制作物を俯瞰で確認できる画面を導入したとのこと。


2016年に実装された階層フィルター機能は、テーブルビューの管理画面を掘り下げて制作したもので、Windowsエクスプローラーのディレクトリ構造のように制作物を扱えれば「より効率的にデータの管理が行える」ということから提供しました。2017年の3Dプレビュー機能は、近年のトレンドが3Dに移行してきていることを受けて導入したと語ります。

「SavePoint」の基本説明が終わったあと、「SavePointを利用してみて、最も“便利”だとお考えの機能(要素)は御座いますでしょうか?」というアンケートの質問にて、各カスタマーから寄せられたコメントを紹介しました。紹介された企業は、フリューやジークレストです。







ここでフリューからのコメントにあった「サムネビュー」機能の説明に入りました。この機能は、任意のファイルを登録しておくことで、一覧にてサムネイルを確認できるというものです。

次に紹介されたジークレストからのコメントでは「タグによる検索」と「画像比較が出来るプレビュー機能」について評価されているとのことがわかります。「タグによる検索」はラベル管理機能と呼ばれており、任意のラベルを貼ることで絞り込み検索が可能となる機能です。


次は、「運営4年目を迎えるSavePointに最も期待する機能改善、追加機能」という質問への回答を紹介しました。回答を紹介した企業は、バンダイナムコエンターテインメントとジークレスト、ドリコムです。



タスク機能についての要望は、想定していた以上の使い方がされていることを把握しつつ、「包括的なタスクの割り振りをしたい」という要望も多数受け取っているとのこと。肥大化するデータ容量の抑制とデータ削除については、ファイル管理機能を利用してある期間を指定して消すという方法を紹介しつつ、いらないファイルだけを消す機能をアプローチしなければと今後の対応を示唆しました。



ただ、制作物に対するコミュニケーション課程が蓄積されることによって、例えば新メンバーが「SavePoint」を観覧することで、修正や指摘のやり取りを確認出来る、といったような開発ノウハウのデータベースと化しているということもあるようです。ラベルフィルタのor検索については、現在and検索のみ対応していますが、対応を検討中とのことです。




今後の展望としては、外部ツールとの連携を視野に入れた内部構造のリファクタリングを行う予定で、Spineのプレビュー機能を強化する他にも、ステータスの自由なカスタマイズ、アカウント周りの管理機能などを盛り込む予定です。最後に、最大2ヶ月の無料トライアル期間を紹介し、このセッションは終了しました。

《G.Suzuki》

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