ゲーム業界に点在する“Blind Spot”と、ネクソンが考えるAI活用方法―「NDC18」キーノートレポ | GameBusiness.jp

ゲーム業界に点在する“Blind Spot”と、ネクソンが考えるAI活用方法―「NDC18」キーノートレポ

NDC18にて行われた、ネクソン代表取締役社長オーウェン・マホニー氏のウェルカムスピーチ及び、副社長カン・デヒョン氏のキーノートをレポートします。

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ゲーム業界に点在する“Blind Spot”と、ネクソンが考えるAI活用方法―「NDC18」キーノートレポ
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2018年4月24~26日の3日間に渡り、韓国・板橋にて「Nexon Developers Conference 18(以下、NDC18)」が開催されました。ネクソングループが主催するゲーム開発者向けイベントとして、近年では会期中約2万人が来場、セッションも100以上行われる韓国最大規模のカンファレンスです。


本記事では、開幕に合わせて行われた代表取締役社長オーウェン・マホニー氏のウェルカムスピーチ及び、副社長カン・デヒョン氏のキーノートをレポートします。

◆「限界をのり超える必要がある」―オーウェン・マホニー氏ウェルカムスピーチ



まずは来場者への謝辞からスタートしたオーウェン氏のスピーチ。多くのアナリストたちの関心を引くゲーム産業について、FacebookゲームやVRに続き、今もっともホットなトピックとして「e-Sports」を挙げました。オーウェン氏は「ゲーム開発者である我々にとって、流行のトピックはファッションのようだ」と語ります。

流行の物が出てくると、“遅れているのではないか”、“ライバルに勝たなければならない”といった様に考えてしまい、他社の動向に気を取られたり、他人のビジョンを追いがちになってしまいます。オーウェン氏は、この様な考え方に対し「全体の低迷につながる」とし、「アイデアの停滞は、イノベーションの停滞を意味する。単純な後追いは失敗しやすい」と続けます。

氏はさらに、「業界の発展を推し進めたアイデアは、大胆なイノベーションの末に得られたもの」と語ります。しかし、大胆なイノベーションにはリスクもつきものだとします。失敗はもちろん、同業者からの嘲笑…など、様々なリスクを覚悟しなければなりません。また、そのイノベーションにはデベロッパーとしての“革新的な価値”についても深く考えなければなりません。真のおもしろさとは何なのか、ゲームとは何なのか…そして、ユーザーはどの様な体験を求めているのか。ゲーム業界はこの問いについて、深く掘り下げていく必要があると語ります。


素晴らしいイノベーションの例として、『風の王国』『リーグ・オブ・レジェンド』『メイプルストーリー』『スーパーマリオ』『マインクラフト』などを挙げたオーウェン氏。この様なタイトルは業界の持続的な成功を可能にしてきたとし、我々も限界をのり超える必要があると述べます。

ネクソンが2ヶ月前にローンチした『Durango』はこの理念の基開発されたとし、今後もゲームへ投資し、改善し、他地域での配信もしていくと語ります。また、Pixelberryへの投資も同じ理念のもとで行われたとのことです。


オーウェン氏は最後に、「NDCを初めて開催した時に、大事なのはインスピレーションだということを知った」とし、単に知識やノウハウを共有するだけではなく、我々と業界の仲間たちが新しい領域を開拓するために、お互いを励ましあってほしいと語り、ウェルカムスピーチを締めくくりました。

次ページの説明:カン・デヒョン氏によるキーノート>
《編集部》

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