「アニメ産業レポート2015」発売・刊行記念セミナー“国内アニメ産業市場は前年比110%アップ、海外市場は伸び悩み” | GameBusiness.jp

「アニメ産業レポート2015」発売・刊行記念セミナー“国内アニメ産業市場は前年比110%アップ、海外市場は伸び悩み”

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劇場アニメ公開数やパッケージ売上、各分野の解説など2014年のアニメ産業市場動向をまとめた「アニメ産業レポート2015」が刊行された。
今回で7冊目となるもので、別冊付録として「2014年アニメ全作品 年間パーフェクト・データ」も刊行。「年間パーフェクト・データ」は1987年1月10日発売の『月刊アニメージュ』2月号において、1年間のTV、劇場アニメ、OVAをはじめとした様々なデータを一括掲載したのが端緒だ。原口正宏氏らリスト制作委員会が編纂していたデータベースで、2014年3月号まで28年間続いたもの。発表の場を移し、このたび「アニメ産業レポート」の別冊付録として登場した。

9月18日には一般社団法人 日本動画協会による「アニメ産業レポート2015」発売・刊行記念セミナーがwest53rd日本閣にて開催された。アニメ特撮研究家の氷川竜介氏、株式会社イード「アニメ!アニメ!」編集長 数土直志氏、株式会社キャラクター・データバンク 代表取締役社長 陸川和男氏、デジタルハリウッド大学大学院 専任教授 森祐治氏、リスト制作委員会の原口氏がパネリストとして登壇。株式会社ビデオマーケット 常勤監査役の増田弘道氏がモデレーターを務めた。

増田氏は「アニメ産業市場は5年連続伸び、2014年は前年比110%の大幅アップ、2年連続最高値を更新しています。背景には配信などのウインドウ戦略とライブエンタテイメントでアニメ作品が利用される機会が増えたことが挙げられます」と国内アニメ産業市場を振り返った。

また「配信に大きな波がきている」という数土氏は「日本のようにバンダイチャンネルやdアニメストアなどアニメ専門の配信事業が数多く存在する国は珍しい。アニメが配信を、配信がアニメを引っ張るのが2015年。ただ、配信事業者の数が多すぎるのでこの先統合されていくと思います」とコメント。

氷川氏は「『妖怪ウォッチ』『進撃の巨人』のようにアニメ化することでコミックやグッズの売上が飛躍的な伸びをみせました。コンテンツの価値を牽引する存在としてアニメが役割を担っていくのではないか」という。
2014年のキャラクター化産業市場が大きく伸びたという陸川氏は「『アナと雪の女王』『妖怪ウォッチ』の存在が大きいです。キッズマーケットは新規コンテンツの投入が難しいといわれていたけど、そこに変化が表れたのが去年の大きなトピックス」。

日本のアニメ産業市場が全体的に上向きな中、伸び悩んでいるのが海外アニメ市場だ。森氏は「売上推移を見ているとここ3年は右肩上がりに見えますが、海外市場全体の中でのシェアは下がってきています。海外で映像市場が伸びているのに日本はひとり負け状態」と指摘した。
「アニメ産業レポート 2015」はデータ版、書籍版の2種類。エスピーアイ・インフォメーションのWebサイトにて本体価格3000円で購入できる。
[川俣綾加] 

■ 「アニメ産業レポート2015」
判型/頁数: A4 / 66P+折込図表4面

■ 別冊「2014年アニメ全作品 年間パーフェクト・データ」
判型/頁数: A4/60P
編集: リスト制作委員会

発行日: 2015年9月18日
発行元: 一般社団法人日本動画協会

[アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]
《アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.biz》

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