【GTMF 2015】注目のデベロッパーが登壇した「GTMF Meet-Ups」大阪会場レポート 後編 | GameBusiness.jp

【GTMF 2015】注目のデベロッパーが登壇した「GTMF Meet-Ups」大阪会場レポート 後編

7月7日(火)にグランフロント大阪 コングレコンベンションセンターで開催された、GTMF 2015大阪。展示会場内のシェアステージにて、マッチング企画GTMF Meet-Ups が開催されました。

ゲーム開発 ミドルウェア
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7月7日(火)にグランフロント大阪 コングレコンベンションセンターで開催された、GTMF 2015大阪。展示会場内のシェアステージにて、マッチング企画GTMF Meet-Ups が開催されました。今年は2回目となりますが大阪会場では初の開催。プレゼンター企業が昨年より大幅に増え、個性的なプレゼンターが数多く登壇しました。

この記事ではそのレポートの後編をお伝えします。

■株式会社モノビット(パートナー企業:株式会社モノビット)

『ウルティマオンライン』や『ディアブロ』にハマり、感銘を受けたという本城代表のプレゼンテーションでは、ゲーム開発会社としてのモノビット社のタイトル実績の紹介が行われました。モノビット社は本イベントで通信ミドルウェア「モノビットエンジン」を展示しており、モノビット社のゲーム開発は基本的にこのモノビットエンジンを活用しているとのこと。本城代表自身が感動したという「人と人とが触れあうオンラインゲームでの予測不能なドラマ」を、「より多くの人に体験してもらいたい!」と、その思いを語りながら、アプリ・ゲームのサーバサイド・ネットワーク周りについての技術力の高さや経験をアピールしました。

また本城代表自身、CEDEC のセッションでは公募セッションの常連というだけでなく、最優秀セッションに選ばれ、翌年のCEDEC AWARD の選考委員を務めるなどの実績もアピールし、穏やかな笑顔の奥に秘めたゲームへのアツいハートを感じさせられるプレゼンテーションとなりました。



■株式会社ブラックタワー(パートナー企業:株式会社東陽テクニカ)

ブラックタワーで働けば「コーラが飲み放題」と語り、社長がアメリカ人であることをアピールした取締役CTOの鎌田浩平氏は、小規模ながら日本・アメリカ・オーストラリアの3カ国を中心に、さらにパートナーの各国メンバーとも協力して進める遠隔地どうしでの開発体制についてプレゼンテーションを進めました。ブラックタワー社はPC・コンソール・スマホでのワールドワイド向けファンタジーRPG の開発を得意としているとのこと。

分散した開発体制でのポイントとして、アーティストの方々が簡単に使えるツールでなければ浸透しないと考えていた鎌田氏は、東陽テクニカ社のPERFORCEを活用しての実績をアピールしました。特にGUIの充実、大容量のバイナリファイルが扱えること、さらにUnreal Engine やUnity との連携性などを、その長所と指摘しつつ、ブラックタワー社が分散した体制での開発を進めている実績をアピールしました。



■STRIKEWORKS(パートナー企業:株式会社Live2D)

Meet-Ups は大阪会場だけの参加となったSTRIKEWORKS永谷代表からは、HTML5で動作するオープンソースのADVゲームエンジン「ティラノスクリプト」やUnityで動作するノベル制作ツール「ジョーカースクリプト」について説明がされました。プレゼンテーションの中では、Live2D で制作したモデルをプログラミングすることなく、ゲームに利用できる機能を公開したとのこと、この機能のおかげでプログラマーの工数を使わずにLive2Dを扱えるようになったことをアピールしました。

ドラッグ&ドロップだけでゲームが制作されるデモンストレーションをみると、これからさらにクリエイターの裾野が拡大していく未来を感じました。



■株式会社イリンクス(パートナー企業:シリコンスタジオ株式会社)

日本ファルコムやカプコンを経てイリンクスを設立した田中代表からは、「コンシューマ制作のプロフェッショナル」というアピールを中心に、会場でしか見ることができない実績が次々と紹介されました。25名の会社にしてこれだけのタイトルの開発に携わっている理由について得意分野を分担する協業体制と、ツールミドルウェアなど、効率的な開発手法の積極採用がポイントだと語りました。

「汎用的な部分はミドルウェアに任せ、そのゲームならではの部分に注力する」事例としてシリコンスタジオの「OROCHI」「YEBIS」開発チームとの関係性について、「大手の『自社エンジンR&Dと開発チーム』と同じ状況、エンジンに振り回されない『地に足の着いた開発』ができることをアピールしました。



■株式会社グランゼーラ(パートナー企業:シリコンスタジオ株式会社)

Meet-Ups へは2014年に続き2回目の出演となるグランゼーラからは専務取締役の吉田氏がプレゼンテーションを実施しました。昨年「絶体絶命都市」シリーズの版権を取得して話題となった同社は、昨年12月にモーションキャプチャー設備を導入するなど、3DCG制作のプロフェッショナルとしての実績や、北陸のクリエイター・地元の大学とのネットワークをアピール。またMeet-Ups トップバッターの精華町からの依頼で、京町セイカのキャラクターデザインなどの実績も紹介しました。

グランゼーラは石川県に会社があることで、首都圏よりも安価に開発力を確保できるという強みが印象に残りました。また北陸新幹線の開業に伴い、東京へのアクセスも大幅に改善。大阪・東京ともに2時間半しか掛からないため、「呼んでいただければ、すぐに参ります!!」との意気込みをアピールしていました。



また懇親会には、昨年に引き続き金沢の地酒を賞品として贈呈。ゲットした参加者からは喜びの声が聞かれました。



大阪会場に続き、17日(金)には東京会場が秋葉原UDXで開催されるGTMF 2015。Meet-Upsも実施されますので、ぜひ公式サイト等で情報をチェックしてみてください。
《大和智明》

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