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大手ゲームエンジン「Unity」のCEOが即時退任を発表―大きな成長を主導も、“Unity税”導入で大きな汚点を残す

暫定CEOは元IBMのCEOに。

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大手ゲームエンジン「Unity」のCEOが即時退任を発表―大きな成長を主導も、“Unity税”導入で大きな汚点を残す
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Unity TechnologiesのCEOであるジョン・リッチティエロ氏が即時退任となったことを発表しました。

2014年以降のUnityを牽引するも、大きな汚点を残す形に

リッチティエロ氏はエレクトロニック・アーツの退社後、2013年に取締役会に参加し、その後2014年後半にUnity TechnologiesのCEOに就任。永久ライセンスからサブスクリプションモデルへの移行を支援しデベロッパーの収益化もサポートしたほか、映画制作・建設・自動車設計などゲーム以外の業界にもソフトウェアを広めるなどUnityに多大な成長を促した人物です。

一方で、今年9月に突如発表されたDL回数に応じてロイヤリティを徴収する“Unity税”こと「Unity Runtime Fee」はゲーム業界で大きな波紋を呼び、大きな不信感や開発者のUnityからの離脱を呼び起こしてしまい、大きな汚点を残す形になってしまいました。

暫定CEOは元IBM

そんなリッチティエロ氏ですが、現地時間10月9日付でCEO兼会長兼取締役から即時退任を発表。理由は明言されていませんが、おそらく“Unity税”騒動が一因であると考えられます。

次期CEOは現在大手エグゼクティブ・サーチ会社のサポートを経て包括的な調査を行っているところですが、暫定CEOとして元IBMのジェームス・M・ホワイトハースト氏がCEO兼社長兼取締役に就任。加えて、取締役会のリード・インディペンデント・ディレクターであるロエロフ・ボタ氏が会長に任命されます。なお、リッチティエロ氏は円滑な移行を確実なものにするため、引き続きUnityのアドバイス役になるとのことです。

《みお@Game*Spark》

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