「ゆっくり茶番劇」ドワンゴが商標登録への4つのアクション発表―所属コミュニティーからは権利抹消申請の報告も | GameBusiness.jp

「ゆっくり茶番劇」ドワンゴが商標登録への4つのアクション発表―所属コミュニティーからは権利抹消申請の報告も

本件を受けて、ドワンゴは独占の防止を目的のため、「ゆっくり」に関連した動画ジャンルを商標登録出願する意向を示しています。

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東方Project』二次創作から派生した動画ジャンル、「ゆっくり茶番劇」の商標権を無関係な第三者が取得した件に関して、「ニコニコ動画」を運営するドワンゴは「ゆっくり」関連の商標出願など、4つのアクションで対応することを生放送にて発表しました

2022年5月15日、YouTuberの柚葉氏は第三者にも関わらず「ゆっくり茶番劇」の商標権を取得したことを告知。個人によるネットミームの占有や、本人が主張する適用範囲の曖昧さ、そして年間10万円(税別)のライセンス料などが物議を醸していました。

翌16日、同氏は一転してライセンス料の撤廃を発表しましたが、商標権については「当社のもの」と維持する意向を見せたため、本件に関する騒動は続く結果となります。

そして5月20日、『東方Project』原作者である「ZUN(神主)」こと太田純也氏、ならびに動画投稿サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴが、それぞれ商標「ゆっくり茶番劇」に対する見解を公表しました。本日の配信された生放送は、前述の見解を踏まえた上でドワンゴがこれから取るアクションを解説するものです。

生放送によると、ドワンゴが取るアクションは“「ゆっくり茶番劇」商標権の放棄交渉”、“「ゆっくり茶番劇」商標登録に対する無効審判請求”、“使用料を請求されてしまった方への相談窓口の設置”、“商標登録による独占の防止を目的とした商標登録出願”の4つとのこと。

メディアとの質疑応答では、ドワンゴが無効審判請求をではなく放棄交渉を先に行う理由の一つとして、先日に柚葉氏が所属するコミュニティーCoyu.Liveを通して“同商標の放棄手続きを開始する”とアナウンスしたことを挙げています。まだ当人やコミュニティーと連絡は取っていないものの、放棄の意思がある場合は交渉から進めた方が「平和的解決」に繋がるとの考えを示しました。

今回ドワンゴが商標登録する予定の文字列は、“「ゆっくり」系動画においてジャンル・カテゴリーを示す表示として広く使われているもの”といいます。「悪意ある第三者による商標登録出願を防ぐため」詳細は記載されていませんが、その普及度から「ゆっくりゲーム実況」といったゲームに関連したジャンルも保護されることが予想されます。

なお同日午後5時、Coyu.Liveを通して柚葉氏が弁理士宛に同商標権の抹消申請書類を送付したことが報告されています。

《ケシノ@Game*Spark》

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