中国アリババ、米ソーシャルゲームディベロッパー大手のKabamに約120億円投資し戦略的協力体制を構築 | GameBusiness.jp

中国アリババ、米ソーシャルゲームディベロッパー大手のKabamに約120億円投資し戦略的協力体制を構築

米ソーシャルゲームディベロッパー兼パブリッシャーの Kabam が、 中国のWeb通販大手の Alibaba Group(阿里巴巴) との戦略的協力体制に入ったと発表した。今後Kabamはこの協力体制を通じて、Alibabaが運営する同社が提供するスマートフォン向けショッピングアプリ

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米ソーシャルゲームディベロッパー兼パブリッシャーの  Kabam  が、 中国のWeb通販大手の  Alibaba Group(阿里巴巴)  との戦略的協力体制に入ったと発表した。今後Kabamはこの協力体制を通じて、Alibabaが運営する同社が提供するスマートフォン向けショッピングアプリ
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米ソーシャルゲームディベロッパー兼パブリッシャーのKabamが、中国のWeb通販大手のAlibaba Group(阿里巴巴)との戦略的協力体制に入ったと発表した。今後Kabamはこの協力体制を通じて、Alibabaが運営する同社が提供するスマートフォン向けショッピングアプリ「Taobao Mobile(手机淘宝)」とメッセージングアプリ「Laiwang(来往)」を通じて中国市場にて「キングダム・オブ・キャメロット:バトル・フォー・ノース」や「ホビット:思いがけない冒険」、「ワイルド・スピード6:ザ・ゲーム」、「ドラゴンズ・オブ・アトランティス:ドラゴンの継承者」といった各種モバイルゲームを展開するという。

アリババはWeb通販サイト「Taobao(淘宝網)」や「T Mall(天猫)」で知られる中国国内の電子商取引市場の最大手企業で、オンライン決済サービス「Alipay(支付宝)」も提供している。同社は今年1月より「Taobao Mobile」と「Laiwang」にてモバイルゲームの提供を開始しゲーム事業にも注力している。一方Kabamは4年前に北京オフィスを開設し、同支社で「ホビット:思いがけない冒険」や「キングダム・オブ・キャメロット:バトル・フォー・ノース」といったタイトルを開発・提供してきた。両タイトルはそれぞれ1億ドル以上もの収益を上げる人気タイトルとなっている。また昨年よりアジアのモバイルゲームディベロッパーを支援する5000万ドル規模のファンドを設立し、日本のKLab株式会社や株式会社gumiとも提携を行っている。

今回の戦略的協力に合わせ、AlibabaはKabamに対し約1億2000万ドルの投資を行い、Googleベンチャーズやワーナーブラザーズ、MGM、インテル、カナーン・パートナーズ、レッドポイント・ベンチャーズ、ピナクル・ベンチャーズなどの有名企業と並びKabamの投資家に名を連ねることとなる。

今回の取引について、Kabam CEOのケビン・チョウは、「本当に成功しているゲーム企業とは、世界的に成功している企業のことを指します。Kabamは、このたびのAlibabaとの戦略的協業によって、Kabamの人気ゲームシリーズを中国およびアジア各国で展開するために必要なリソースとインフラ、ディストリビューションを手にすることとなります」と語っている。またAlibaba デジタルエンターテインメントビジネスユニット担当プレジデントのパトリック・リュー氏は「われわれは魅力的なデジタルエンターテインメントをユーザに提供するため、Kabamのような優れたゲーム企業とのコラボレーションに全力で取り組んでいます。イノベーションと強力な起業精神を誇るKabamのチームは、まさにわれわれがサポートしたいと思えるタイプの企業なのです」とコメントしている。
《籠谷千穂》

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