【GDC2011】ソーシャルゲームで致命的に重要な7つの指標 | GameBusiness.jp

【GDC2011】ソーシャルゲームで致命的に重要な7つの指標

米Kontagent社の「Kontagent」はソーシャルゲームの解析ツールで、同社の共同創業者で社長を務めるAlbert Lai氏は「7 Top Social Game Metrics for 2011」と題した講演を28日に行いました。

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米Kontagent社の「Kontagent」はソーシャルゲームの解析ツールで、同社の共同創業者で社長を務めるAlbert Lai氏は「7 Top Social Game Metrics for 2011」と題した講演を28日に行いました。
  • 米Kontagent社の「Kontagent」はソーシャルゲームの解析ツールで、同社の共同創業者で社長を務めるAlbert Lai氏は「7 Top Social Game Metrics for 2011」と題した講演を28日に行いました。
米Kontagent社の「Kontagent」はソーシャルゲームの解析ツールで、同社の共同創業者で社長を務めるAlbert Lai氏は「7 Top Social Game Metrics for 2011」と題した講演を28日に行いました。



「Kontagent」は既にEA、ユービーアイ、THQ、2K、Digital Chocolate、Tencent、PopCapなど多数のデベロッパーに採用されている解析ツールで、トラックしているユーザーも今年1月には1億人を突破しています。

過去のウェブのアクセス解析はページを計測するものでしたが、ソーシャルなアクセス解析はアクセスしている人そのものを計測するものです。年齢、性別、地域、ソーシャルグラフ、影響力マップ、バイラル履歴など多面的にユーザーを知ることができるのが「Kontagent」です。

そしてソーシャルゲームではPCDAの速いサイクルで改善を重ねていく必要がありますが、「Kontagent」ではユーザー獲得、バイラル、ゲームデザイン、マネタイズといった各フレーズでのオプティマイズを支援するべく設計がなされているそうです。

セッションで紹介されたのはARMモデル(Acquisition=ユーザー獲得、Retention=継続性、Monetization=収益化)です。3つの段階に分け、それぞれのフェーズにおいて重要な指標があると言います。ユーザー獲得コスト、バイラルでの浸透性(いかにユーザーが他のユーザーを誘うか)、継続率、最後にユーザー一人あたりの収益が算出されます。これらの段階をいかに効率化していくかが、最終的な収支を劇的に変えるのです。

同社ではデベロッパーが常に意識すべき7つの指標を以下のようにまとめています。

・CAC(Customer Acquisition Cost) ユーザー1人当たりの獲得コスト
・K-FACTOR ユーザーがフィード、インバイト、メールなどでどれだけ他のユーザーをバイラルで巻き込むか
・SESSIONS/USER & AVG. SESSION LENGHT アクティブ率、およびセッションあたりの接触時間
・1DAY + 1WEEK RETENTION 初日、または1週間での継続率
・AVG. LIFETIME PER USER 平均のプレイ期間
・ARPU,ARPPU 一人あたりの収益
・% PAYING USERS 課金ユーザー比率
・VIRAL LIFE TIME VALUE 一人がプレイ期間の中で何人誘うか

これらの指標はソーシャルゲームに携わるデベロッパーであれば当然気にかけているべき指標ではありますが、「Kontagent」ではリアルタイムにこれらを追い掛け改善に繋げていくことができるとのことです。
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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