CRI・ミドルウェアとヤマハ、協業を発表―ゲームの立体音響普及のため「CRI ADX」に「Sound xR」標準搭載を目指す | GameBusiness.jp

CRI・ミドルウェアとヤマハ、協業を発表―ゲームの立体音響普及のため「CRI ADX」に「Sound xR」標準搭載を目指す

CRI・ミドルウェアとヤマハは、それぞれが持つ立体音響技術にて協業することを発表しました。

ゲーム開発 ミドルウェア
CRI・ミドルウェアとヤマハ、協業を発表―ゲームの立体音響普及のため「CRI ADX」に「Sound xR」標準搭載を目指す
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CRI・ミドルウェアとヤマハは、それぞれが持つ立体音響技術にて協業することを発表しました。

メタバースに世界が注目する昨今、バーチャル空間の表現の一つとして立体音響技術への関心も高まりつつありますが、ゲームに関しては、ユーザーのプレイ環境や開発工数の多さから、立体音響技術を取り入れたタイトルはそう多くありません。

今回の発表により、ゲームサウンドミドルウェアとして国内トップクラスのシェアを誇るCRI提供の「CRI ADX」に、ヤマハ提供の仮想立体音響ソリューション「Sound xR」を標準搭載した開発環境の構築を目指し、ゲームの立体音響普及に尽力するとのとこです。

CRI・ミドルウェアとヤマハ、協業を発表―ゲームの立体音響普及のため「CRI ADX」に「Sound xR」標準搭載を目指す

ゲームにおける立体音響技術の普及は発展段階。期待は大きいものの、実用化にはコストパフォーマンスへの課題が。

映画やVR、アミューズメント機器などエンターテイメント領域を筆頭に、立体音響技術への期待は高まりつつあります。しかしながら、ゲームにおいては立体音響に対応していないテレビで遊ぶ場合が多いことや、立体音響を実現するために必要な開発工数が多いことなどから、立体音響技術を取り入れた製品は多くありません。

一方でゲーミングPCなど、高性能なPCでゲームをする人は1,000万人以上存在し、今後PCでゲームをしたいと考えている潜在層も1,000万人以上いるとみられています(*)。ゲームに対してより深い没入感、より高い性能を求める人は今後さらに増えていくと考えられ、立体音響技術への期待も高まっていくでしょう。
(*)ゲームエイジ総研「PC‐GUESS(PC Game User Engagement Scale Segmentation)」より。

ゲームのサウンドミドルウェアとして国内トップクラスのシェアを誇る「CRI ADX」と、長年の立体音響研究から生まれた「Sound xR」をもつヤマハの協業により、ゲームへの立体音響普及を目指す。

CRIはこれまでも立体音響技術に注目し、スマートフォン、コンシューマーゲーム機など処理能力の異なるデバイスでも立体音響が体験できるように、当社製品であるサウンドミドルウェア「CRI ADX」の開発を行ってきました。2023年中に「CRI ADX」へ「Sound xR」を標準搭載、およびサービスリリースを行い、「CRI ADX」を用いることで「Sound xR」の技術も開発に活用できる環境を目指します。そして、より多くの方が立体音響に対応したゲームを楽しみ、新たなゲーム体験に出会う機会を提供していきます。

CRI、ヤマハの両社は「GTMF2023」に出展。それぞれのブースにて「CRI ADX」、「Sound xR」をご紹介。

CRIとヤマハは「GTMF2023」に出展します。各ブースにて「CRI ADX」や「Sound xR」を体験することが可能です。入場無料にて参加可能なので、お気軽にブースへお越しください。


いずれの日程も展示時間は10:45~18:00です。


CRI・ミドルウェアについて

「音と映像で社会を豊かに」を企業理念として、主に音声・映像関連の研究開発を行い、その成果をミドルウェア製品ブランド「CRIWARE(シーアールアイウェア)」として、ゲーム分野や組込み分野を中心にさまざまな分野に展開しています。CRIは、「CRIWARE」を通じて、ユーザビリティの向上、クオリティ向上のための技術やソリューションを提供し、開発者の皆様の課題解決をサポートするとともに、エンドユーザーのユーザビリティの向上をサポートしていきます。

《Ten-Four》

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