「Oculus Rift」の開発会社、Oculus VR社の共同創立者であるBrendan Iribe氏が、中退した米メリーランド大学に3100万ドルの寄付を行いました。日本円で33億円に上るこの寄付は、同大学史上最高の金額だそうです。Iribe氏はメリーランド大学に入学し、そこで共同創立者となるMichael Antonov氏と出会ったとしています。前述の通り、同氏は新入生の時、「Oculus Rift」開発前に設立したスタートアップ企業立ち上げのため、早々にメリーランド大学を中退してしまいましたが、メリーランド大学は「Oculus Rift」のインスピレーションを与え、自身の人生を決定づけた場所であるとし、いつか恩返しをしたいと考えていたそうです。そして今回、奨学金やコンピューターサイエンスの新校舎の建設資金として、3100万ドルを寄付し、恩返しを果たすこととなりました。また、共同創立者のAntonov氏は新校舎の建設資金として400万ドル、Iribe氏の母であるElizabeth Trexler氏もコンピューターサイエンスの教授職2枠の為に300万ドルを寄付したと大学は発表しています。ちなみにAntonov氏はIribe氏とは異なり、メリーランド大学を卒業したとのことです。メリーランド大学ではコンピューターサイエンスを専攻する学生の数が急激に増加しており、2009年に約760人だった学生が、2013年には約1300にまで増えたそうですが、Iribe氏やAntonov氏のような先輩がいるということも、人気を集めることに寄与しているのかもしれません。尊敬する先輩からの寄付は、次の時代の先駆者たちの学びの助けとなりそうです。記事提供元: Game*Spark
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