ゲームのP2Pによる違法流通、54%は中国、イタリア、スペイン、ブラジル、フランスから | GameBusiness.jp

ゲームのP2Pによる違法流通、54%は中国、イタリア、スペイン、ブラジル、フランスから

米国の主要な権利団体で作る国際知的財産権同盟(International Intellectual Property Alliance、IIPA)は米国通商代表に対してゲームの海賊版被害が深刻な中国、イタリア、スペイン、ブラジル、フランスの4カ国をスペシャル301条に基づいて対処するよう求めるレポートを

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米国の主要な権利団体で作る国際知的財産権同盟(International Intellectual Property Alliance、IIPA)は米国通商代表に対してゲームの海賊版被害が深刻な中国、イタリア、スペイン、ブラジル、フランスの4カ国をスペシャル301条に基づいて対処するよう求めるレポートを発表しました。

スペシャル301条は不公平な慣行を持つ貿易相手国との協議や制裁を定めたもので、このレポートはそれに基づき米国通商代表が毎年3月末にまとめる国別の重要度を決定する参考になります。IIPAにはゲーム業界団体としてEntertanment Software Association(ESA)が参加しています。

名指しされた5カ国ではP2Pによる海賊版の流通が深刻で、2010年には世界全体のP2Pによる流通の54%を占めたとレポートでは述べられています。

「私達の業界は米国で成長を約めていますが、中国、イタリア、スペイン、ブラジル、フランスといった国々ではP2Pで盛んに違法なゲームが流通しており、その成長が妨げられています。パブリッシャーは輸出の機会を損ない、米国は経済成長の機会を奪われ、更に地元経済も販売を減らしています」とESAの代表であるMichael D. Gallagher氏はコメントしています。
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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