コベリティ日本支社、ソースコードの不具合を除去する「Coverity 5」を発表―ゲーム大手にも採用 | GameBusiness.jp

コベリティ日本支社、ソースコードの不具合を除去する「Coverity 5」を発表―ゲーム大手にも採用

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コベリティ日本支社は11日、同社が提供するプログラムのソースコード最適化ソリューションの最新版「Coverity 5」の発表会を開催しました。
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コベリティ日本支社は11日、同社が提供するプログラムのソースコード最適化ソリューションの最新版「Coverity 5」の発表会を開催しました。

コベリティは2003年にスタンフォード大学の研究プロジェクトから誕生した企業で、ソースコードの不具合を取り除く最適化ソリューションを提供、IBM、HPなど世界のトップクラスの企業に採用されてきました。2007年5月から日本での事業を開始し、今年5月には新宿オフィス、今月初めには大阪オフィスも開設し、年々倍のペースで急成長を遂げています。国内の顧客は約60社で、セガやコナミなど大手ゲームメーカーも含まれます。

「Coverity 5」は同社がこれまでに培ってきた、ソースコードをスキャンし不具合を検地する技術をベースにしながら、複数プロジェクトをまたいだ全社的なビジネスへの影響を把握する、その重大度を自動的に判別する、不具合が解消されたことをレポートするといった機能が追加されたものです。「単に1つのソースコードではなく、ソフトウェアが密接に関係するビジネスへの影響を最小限にするためのソリューション」だとProduct Managementを担当するトーマス・シュルツ氏は語っていました。

「Coverity 5」では5つのステップで不具合がビジネスに与える影響を軽減します。(1)ソフトウェアのスキャン (2)優先度の高い不具合の検出 (3)ビジネスへのインパクトをマッピング (4)優先度の高い不具合の修正 (5)不具合の修正状況をレポート

(1)スキャンに関しては特許取得済のアルゴリズムで、業界で最も優れた90%以上の正確度を保って不具合を検出することが可能だそうです。あらゆる規模のソースコードに対応していて、ある企業では2000万行のスキャンを行ったことがあるということです。

(2)に関しては発見された不具合に自動的に優先度を付けていきます。ベースとなるデータベースには、米国土安全保障省が提供している脆弱性タイプ一覧(CWE)指針に基づいていて、不具合のカテゴリーと影響を把握することができます。統合環境の中で、参照している関数にも簡単にアクセスできる仕組みになっていて、不具合の箇所を容易に修正可能になります。

(3)では、複数のプロジェクトの中で、同一のプログラムが繰り返し使用されていることを想定していて、複数のプロジェクトに同一の不具合が発見された場合でも、容易に把握が可能な仕組みを提供しています。例えば携帯電話などで、複数の製品に利用するベースとなるプログラムを用意していて、そこで不具合が見つかった場合などです。そのような不具合はビジネス全体に対して大きなインパクトを与えることになるため、早期の発見が求められます。

(4)の修正では、「Coverity 5」はEclipsやMicrosoft Visual Studioなどの開発環境に統合することができ、使い慣れた画面で利用が可能です。また、当然ながら複数のメンバーによる作業にも対応していて、修正の結果は随時共有されます。

(5)では不具合の修正が終わったことを証明するレポートを発行することが可能です。どのような作業が行われているか把握することができ、マネジメント向上に繋げることができます。

ゲーム開発においても、チームが大規模化するに従って、いかにチームのマネジメントをするかという課題が大きくなっています。コベリティ社が提供するソースコード最適化ソリューションも、既に大手メーカーが採用していることが示すように、不具合の少ない良質なゲームを開発するために求められる製品なのかもしれません。
《土本学》

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