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2020年のビデオゲームソフトウェア市場規模は980億ドルに…海外アナリストが予測

2020年には世界におけるビデオゲームソフトウェアの市場規模が980億ドルになると、米調査会社DFC Intelligenceのアナリストが予測を発表しました。

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2020年には世界におけるビデオゲームソフトウェアの市場規模が980億ドルになると、米調査会社DFC Intelligenceのアナリストが予測を発表しました。

このの発表は、代表的な4リージョン35カ国での、PC・コンソール機・モバイルプラットフォームの収益を予測したもの。2016年のゲームソフトウェアのセールスは、世界で790億ドルになると見られており、パッケージソフトの販売ペースが落ちているにもかかわらず、前年よりも8%アップしています。世界中のゲーム市場がデジタルセールスやハイエンドハードウェアといったビジネスモデルに移行していることもあり、2020年の世界の市場規模が年平均成長率を5%も上回る980億ドルになるとしています。

近年は基本無料のビジネスモデルが広まり、主要先進国では消費者はデジタルコンテンツに最もお金を費やしているとされている一方で、PC/コンソール機は高性能なハードウェア戦略を強く推し進めており、現在のコンソールトップメーカーとなるSIEは、10月にリリースした「PlayStation VR」や11月に発売予定の「PlayStation 4 Pro」などのハイエンドコンソール機を展開しています。

日本国内の市場についてはコンピュータエンターテインメント協会が調査報告を出しており、2015年のPCを除くビデオゲームの市場規模は1兆2,755億円に。コンソール市場は3,302億円で、内訳はハードウェアが1353億円、ソフトウェアが1,940億円(内ダウンロード版が131億円)です。モバイルゲーム市場は9,453億円と、世界から見ても非常に巨大な市場となっています。

国内だけを鑑みると、コンソール機においてはダウンロード版の規模はまだ小さく、デジタルセールスにおける収益のほとんどがモバイル向けゲームによるものです。しかし、米調査会社EEDARが調査発表した2015年の世界でのモバイル市場規模が250億ドルであったことから、北米および欧州主要国ではPC・コンロール向けゲームが未だ根強い人気を誇り、デジタルダウンロード版も小さくない収益を上げていることが予想できそうです。
《佐藤大介》

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