日本でも急成長を遂げるスマホ向け動画広告ネットワーク、AppLovin日本代表に聞く | GameBusiness.jp

日本でも急成長を遂げるスマホ向け動画広告ネットワーク、AppLovin日本代表に聞く

AppLovinは、米国発のスマホ向けアドネットワークで、2012年の設立以来、後発ながらも急成長を遂げ、昨年には日本進出を果たしました。

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AppLovinは、米国発のスマホ向けアドネットワークで、2012年の設立以来、後発ながらも急成長を遂げ、昨年には日本進出を果たしました。

代表の林宣多氏は、Overtureを経てYahoo!Japanで広告事業を担当した後、グリーでGREEリワードの立ち上げに参画。後に渡米し、サンフランシスコでApplovinに加わり、米国から日本のクライアント対応を行っていましたが、今回日本に戻り、AppLovin Japanの代表に就任したというアドネットワークのプロとも言うべき人物です。



AppLovinの強みは、徹底的にシステム化された、最適な顧客を見つけ、収益を最大化するターゲティング能力です。「きちんとしたターゲティングは意外にできていないネットワークが多いんです」と林氏は言います。商材に興味を示すであろうユーザーに広告を見せる、この基本的な能力が媒体社(アプリ提供元)と広告主の双方に評価されているということです。

その成果指標については、「CPI(インストール単価)だけでなく、継続率や課金率、チュートリアル完了率などもっと深い成果指標をKPIにしてユーザーのターゲティングを行う事もでき、さらに良い効果をお返しできるようになっています。とはいえ、まだまだ日本の広告主さんはCPIを重視される事も多いのですが...」とのこと。収益に直接インパクトする指標を追って広告を配信する媒体を自動的にターゲティングできるというのは、広告主にとっては大きなメリットと言えそうです。CPIではなく、ROI(費用対効果)で見るという変化です。

広告主にとって利益が高いシステムは、広告を掲載する媒体社にとって、より収益を得られる事にも繋がります。「当然ですが、成果を上げられる媒体はより良い金額を得られるようになります。例えばCPIという指標で見れば弱くても、継続率が高いユーザーを持っている媒体は強くなるわけです」と林氏は説明しました。

AppLovinが提供する広告フォーマットは約8割が動画広告、残りがインタースティシャル広告やネイティブ広告だということです。動画広告でも、半分がリワード付き、半分がノンインセンティブになっているそうです。動画広告は効果が高く、媒体社にも収益を返せるため、普及が進んでいるようです。


リニューアルで日本語サイトも充実した

ただし、日本ではまだ道半ば。林氏は「もっと動画広告自体の普及を図っていく必要がある」と語りました。日本では広告での収益化を行っているアプリ自体が、一部のカジュアルゲームに限られます。林氏は、「『ヘイデイ』が一部広告モデルを採用しているように、アイテム課金型のアプリでも追加の収益源としての広告を普及していきたい」としました。

AppLovinではウェブからの出稿、掲載手続きを完備していて、誰でも申し込みが可能。動画広告の素材を制作するのが困難な場合には、AppLovinで制作する事も可能だそうです。林氏は集客プラットフォームとして、収益化プラットフォームとして、その両方で、規模の大小を問わず、日本から世界で戦うデベロッパーを支援していきたいと抱負を語りました。

既に日本を代表するゲーム企業が活用しているAppLovin。チェックしてみてはいかがでしょうか?
《服部 隆平》

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