VRデバイスのセットアップには、まずVR空間を決めるために縦2m x 横1.5mのスペースが必要で、2基のベースステーション間に取り付けられる最大距離は5mです。ベースの取り付けにはドリルで壁に穴を開けて直接固定する方法がありますが、背丈以上(2m以上が理想)の高さに引き伸ばせる3脚や棚の上にガムテープで固定するという方法もあります。また注意点として鏡や光沢の強い物体は、トラッキングの妨げとなるので布などで隠しておく必要がある他にも、ベースステーション2基のそれぞれ電源やベースステーション間を繋ぐ10mほどの同期ケーブルを接続する必要があります。
HTC Viveを起動すると、「THIS IS REAL」と表示された何もない3D空間が表示され、VRコントローラーのシステムボタンを押すとSteamのメニュー画面を映し出すことが出来ます(Steamビッグピクチャーモードに近いレイアウトのものが出る)。VR対応タイトルのゲーム中断や終了もメニュー画面を呼び出すことで可能で、Viveが画面内に認識したVRコントローラーから出るビームを照準して操作します。また、Viveの操作説明チュートリアルはSteam内に同梱されており、コントローラーなどの操作説明が行われます。
Metawareの『Metaverse Construction Kit』は、ブロックなどを組み合わせて建造物を作る3Dクリエイションタイトルで、ViveとVRコントローラーに対応し直感的な建築物制作が出来ます。VRコントローラー利用時には、ブロックを設置するコントローラーが1つ割り当てられ、もう一方にはブロックの種類や形状を選択するメニュー画面が表示されます。