立命館大学で「International Conference on Japan Game Studies 2013」が開催 | GameBusiness.jp

立命館大学で「International Conference on Japan Game Studies 2013」が開催

DiGRA Japan広報委員会の中村です。この度は、筆者が教鞭をとっている立命館大学で開催される、ゲーム研究に関する国際カンファレンスについて紹介します。

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DiGRA Japan広報委員会の中村です。この度は、筆者が教鞭をとっている立命館大学で開催される、ゲーム研究に関する国際カンファレンスについて紹介します。

立命館大学は、90年代末から現在までデジタルゲームに関する研究を進めてきました。当初はテレビゲームのデジタルアーカイブに関する研究を進めてきましたが、ゲームそのものに関する研究自体が行われていないという当時の状況を踏まえ、研究領域を次々と広げていきました。その結果が、2011年、立命館大学ゲーム研究センターを設立するという形で結実します。また、これまでのゲームアーカイブに関する研究も認められ2012年度は文化庁が主導するメディア芸術デジタルアーカイブ事業にも採択され、ゲーム保存に関する国際ネットワークも着実に広げていきました。

そのような流れの中で海外のゲーム研究者との交流も進んでいます。2011年度からは、カナダアルバータ大学から、ジェフリー・ロックウェル教授を6ヶ月間受け入れました。これが2012年度夏にアルバータ大学で開催されたRe: Playing Japan Symposiumへとつながっていきます。当学会の学会長である細井教授や筆者らがカナダの研究者とともに研究発表をおこない、会場は大いに盛り上がりました。今週金曜日〜日曜日の間まで立命館大学で開催されるカンファレンスもここでのシンポジウムをきっかけに企画が実現しました。

■招待講演には、遠藤雅伸氏が、各セッションも国際色が反映

DiGRA Japanが全面的に協力したこのシンポジウムは、国内外の研究者が様々な分野に関する発表を行います。

具体的には「シリアスゲームと社会」、「ゲームデザイン」、「アジアのゲームと産業」、「教育とシリアスゲーム」、「アーケードとゲーム保存」、「ゲーム開発&ローカリゼーション」、「日本のゲームカルチャー」などです。特に注目なのが、招聘講演。当学会理事でモバイル&ゲームスタジオ取締役会長で宮城大学客員教授でもある遠藤雅伸氏が独自の視点からゲームについて語ります。

また、「ローカリゼーション」がテーマになるのは、国際カンファレンスならではですね。

立命館大学衣笠キャンパスの創思館カンファレンスルームで今週金曜日の24日、9時から行われます。ゲームに関してどのような研究をおこなわれているか理解を深めたいという皆さんは是非参加してみてください。

具体的なスケジュールは http://www.rcgs.jp/2013/04/2013.html から確認してください。
《中村彰憲》

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