ディー・エヌ・エーとアフィリエイトを得意とする広告代理店のアドウェイズは、「Mobage」のアフィリエイト広告枠の販売(スマートフォン/フィーチャーフォン)と、スマートフォン版ソーシャルゲーム事業領域、における戦略的提携に関する契約を中長期的に締結することで合意したと発表しました。提携では、「Mobage」のアフィリエイト広告枠である「スポンサーサイト」をアドウェイズが独占販売。今後はアドウェイズが運営してきた「Smart-C」(フィーチャーフォン)、「AppDriver」(スマートフォン)がプログラムとして独占的に導入されることになります。これに伴い、ディー・エヌ・エーが行なってきたポケットアフィリエイト事業はアドウェイズとの連携システムが構築された段階でクローズされるとのこと。また、アドウェイズとグループが開発するスマートフォン版ソーシャルゲームを「Mobage」に優先的に複数提供することでも合意。アドウェイズは『カイブツクロニクル』『小悪魔キャバ嬢らいふ』『煙に巻いたらさようなら。』などのタイトルがあり、特に『カイブツクロニクル』はAppStoreのトップセールス1位を獲得する人気作品となっています。ソーシャルゲームが拡大する以前にはディー・エヌ・エーの収益を支えたポケットアフィリエイト事業が閉じられるというのは感慨深いものがあります。同社の売上に占める広告事業の割合は四半期ごとに縮小する傾向にあり、ソーシャルゲームのユーザー直接課金に経営資源を集中する狙いと考えられます。