日本でも大ヒットしたジェーム・キャメロンの映画「アバター」ですが、その制作手法にはゲーム開発を参考にしたものが多く取り入れられているそうです。モナコで開催されたImagina Conferenceで映画を制作したLighthouse EntertainemntのNolan Murtha氏が話しました。「彼(ジェームス・キャメロン)はアバターで、これまで以上に映画の細部までコントロールすることができました。それを実現したのが数多くのゲーム開発のテクニックでした。これまで、CG映画は制作を開始してから、実際の画面に動くようになるまで非常に長い時間がかかりました。監督のビジョンがどう形になるかチェックするまでが大変だったんです。それがゲーム開発の技術や手法を取り入れることで、まだ役者が監督の目の前に居る段階で、それがどのようになるのかリアルタイムで確認できるようになりました」「アバター」ではゲーム開発では使われる事の多いバーチャルカメラの手法も用いて、撮影からすぐに低品質なものながら確認できるようになりました。俳優さんがエイリアンに囲まれている様子をすぐにチェックできるといったことです。「特に技術の観点から言えば、映画がゲームにより近づいているというのは間違いないと思います。演技のキャプチャーはアニメーションと違ってすぐに確認できるもので本当に素晴らしいものでした」また、同じカンファレンスで「アバター」のゲームを制作したユービーアイソフトモントリオールのXavier Rang氏はゲームについて次のように語りました。「キャメロンはゲーム開発にも大きな役割を果たしました。彼は様々なアドバイスをくれるだけでなく、映画の制作チームからキーマンを連れてくることも度々ありました。長年ゲームを開発してきましたが、こういう事は初めてです。これはキャメロンのゲームへの取り組みを示しています。ゲームにオープンマインドを持って接してくれ、我々が制作した素材を映画で使用するといったこともありました。彼と一緒に仕事をするのは本当に刺激的で、まるで冒険のようでした」
映画「アバター」原作のアクションADV『Avatar: Frontiers of Pandora』2023年または2024年への発売延期が明らかに 2022.7.22 Fri 映画3作目の公開時期に近くなってしまうかも?
広井王子氏が考えるeスポーツとゲームの未来、そして映画との深い繋がりとは―eスポーツ映画「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」公開直前インタビュー! 2024.3.7 Thu 本作の企画・プロデュースを担当した広井王子氏にインタビュー…
「コンテンツ庁は必ず必要になる」コーエーテクモ襟川社長ら有識者が熱望―AMDシンポジウム「世界のコンテンツ産業支援状況から考える 日本のコンテンツ パワーアップへの道」レポート 2023.11.21 Tue
『HELLDIVERS 2』からフレンドリーファイアはなくさない―開発元CEOが発言、一方でPvPモードは“有害”で実装しないと過去に断言 2024.3.27 Wed 運が悪いとワンパンでチームメイトを殺めることも…。