国内では任天堂と『突撃!!ファミコンウォーズ』(GC)を共同開発したことでも知られる英国のデベロッパーKuju Entertainmentですが、フィリピン・マニラの開発スタジオを閉鎖するとDevelopが伝えています。Kuju Manilaは2008年10月頃に設立されましたが3月末までに閉鎖されるとのこと。「アジア太平洋でのオペレーションを戦略的に見直した結果、フィリピンにフルサービスの開発スタジオを維持する必要はないとの結論に至りました。欧州のスタジオのサポートやWiiの『Circus Games』は成功しましたが、市況が弱い中でこれ以上の成果は期待し辛いという判断です」とKujuは述べています。Kujuは各スタジオにブランド名を冠して運営を行っています。元々のスタートとなっている英国ロンドンのスタジオはHeadstrong Games、ダウンロード系タイトルを開発するdoublesix、チェコのVatra、サンフランシスコ等のZoë Mode、そしてフィリピンのKuju Manilaです。開発費が高騰する中で新興国に開発をアウトソースする動きがありましたが、Kujuの例は新規に拠点を開拓する力もデベロッパーレベルでは失われている事を示しているのかもしれません。
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