バンダイナムコ、「リスタートプラン」を公表・・・通期予想を大幅下方修正 | GameBusiness.jp

バンダイナムコ、「リスタートプラン」を公表・・・通期予想を大幅下方修正

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バンダイナムコホールディングスは平成22年3月期第3四半期の業績を発表。併せて通期の業績予想を大幅に下方修正しました。それによれば第3四半期業績は売上高2828億3200万円(前年同期比△10.4%)、営業利益47億0600万円(△76.3%)、経常利益49億3500万円(△77.2%)、純損失117億4400万円(-)とのこと。また通期では売上高3800億円、純損失310億円を見込みます。

これに併せてグループは「バンダイナムコグループ・リスタートプラン」を公表。大幅に収益力が低下していることについて、バンダイとナムコの統合以来、組織再編やコストの削減ばかりに注力し、事業のスピードがダウンし、マーケットやユーザーの変化に対応した製品を十分に開発できなかったと分析。中長期的に「世界で存在感のあるエンターテインメント企業グループ」を目指すための指針を掲げました。

まず更なるグループ再編策として、ゲームコンテンツ事業と映像音楽コンテンツ事業を統合し「コンテンツ事業」として再編します。コンテンツ事業では従来のコンテンツの出口を軸とした組織ではなく、マルチコンテンツマルチユースを推進できる組織体制を目指し、コンテンツ創出と価値最大化を推進する「プロデュース集団」とプラットフォーム向けにコンテンツを提供する「パブリッシャー機能」の2つの組み合わせとしていきます。

また、これまで持株会社と事業会社で分かれていた経営体制を一本化するため、中核となるバンダイ、バンダイナムコゲームス、ナムコの3社の代表が持株会社の取締役を兼任する形へと改めます。特に規模の大きいバンダイナムコゲームスは持株会社の石川祝男社長が社長を兼任することとなります(鵜ノ沢伸社長は副社長に)。グループの体制としては、トイホビー事業を担当するバンダイ、コンテンツ事業を担当するバンダイナムコゲームス、アミューズメント施設事業を担当するナムコという3本柱になります。

これらのリスタートプランの実行のため、バンダイナムコゲームスを中心に人員削減を行い、2010年度末のグループ全体の社員数は7000人から630人ほど減少する見込みです。

更に財務体質の強化のため、ゲームソフトや映像パッケージの流通在庫の評価を見直し、引き当てを行います。また、前年度に子会社化したバンダイビジュアルなどの業績動向を踏まえてのれんの減損処理を行うこと(125億円)、来年度以降に実施予定の不採算のアミューズメント施設の閉鎖に係わる損失を計上すること(60億円)、特別退職加算金を計上すること(20億円)、繰延税金資産の一部を取り崩すこと(35億円)などから多額の特別損失を計上します

個別の事業展開としては、映像や音楽のライブ、イベントを行う新会社としてバンダイナムコライヴを4月1日付で設立することが明らかにされています。バンダイナムコライヴはバンダイビジュアル51%、サンライズ49%で設立する合弁会社となります。

家庭用ゲームソフトでは、昨年4月から導入しているワールドワイドスタジオ(日米2拠点)での開発クオリティ向上のため、日本におけるクオリティコントロールを強化するほか、ポートフォリオマップによるタイトル編成機能、資源配分コントロールを推進することで環境変化とユーザー嗜好の多様化にスピーディに対応するとしています。
《土本学》

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