PS3を地デジレコーダーにする「torne(トルネ)」記者発表会で全貌が明らかに | GameBusiness.jp

PS3を地デジレコーダーにする「torne(トルネ)」記者発表会で全貌が明らかに

ソニー・コンピュータエンタテインメントは21日、PS3で地上デジタル放送が楽しめる周辺機器「トルネ」の記者発表会を開催しました。

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ソニー・コンピュータエンタテインメントは21日、PS3で地上デジタル放送が楽しめる周辺機器「トルネ」の記者発表会を開催しました。
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ソニー・コンピュータエンタテインメントは21日、PS3で地上デジタル放送が楽しめる周辺機器「トルネ」の記者発表会を開催しました。

トルネの製品発表会の様子デジタルテレビとPS3、そしてトルネトルネの付属物一覧


「トルネ」は地上デジタルチューナーと番組視聴・録画アプリケーションがセットになった、PS3専用の地上デジタルレコーダーキットです。価格は9980円で、3月発売を予定しています。大きさはスライドを開いたPSP goとほぼ同じくらい。背面には地上デジタルの入出力端子と、B-CASカードのスロットがあります。PS3本体とはUSBケーブルで接続し、専用アプリケーションをハードディスクにインストールして使います。インストール後はPS3のXMBから起動でき、ディスクレスで使えます。

大きさはPSP goとほぼ同じだ裏面にはB-CASカードスロットがあるリビングに溶け込むUIデザインだ


トルネには大きく「テレビを見る」「番組を探す」「録画する」「PSPと連携」「ネットワーク機能」という5つの機能があります。テレビを見るのに、いちいちPS3を起動するのが奇妙に感じられるかもしれませんが、実際の操作感は快適そのもの。一般のデジタルテレビとは比べものにならないほど、サクサク、ヌルヌルした、ゲームライクな操作で視聴できるのです。デジタルテレビの番組表や録画再生機能にいらいらしているユーザーには、福音になるかもしれません。

またトルネを使うと、地上デジタルチューナーが搭載されていないテレビや、PCモニタなどでも地上デジタル放送が見られます。デュアルショック3などに加えて、BDリモートコントローラでの操作にも対応しており、文字通りテレビ感覚で操作できます。
 
番組録画は一般のテレビと同じで、視聴中の番組を直接録画したり、番組表からの予約録画に対応。番組表は最大9チャンネル、24時間分を一度に閲覧でき、しゅいんしゅいんと拡大・縮小できます。録画モードはハイビジョンの映像をそのまま録画できる、非圧縮のDRモードのみ。ハードディスク容量が1時間あたり約6GBも必要なのがネックですが、これはPS3でゲームを遊びながら録画予約させるために、できるだけCPUパワーやメモリを使わない設計にしたのが一因とか。ただし外付けハードディスクを8台まで登録でき、USBハブを使えば最大4台まで同時に接続して使えるので、初期型をはじめハードディスク容量が乏しい機種のユーザーは、あらかじめ増設しておくと良いでしょう。

■トップメニュー〜視聴
トップメニューは円上にアイコンが並んでおり、各機能が呼び出せる。テレビを選ぶと、放映中の地上デジタル番組が視聴できる。○ボタンを押すとチャンネルパネルが表示され、トルミルなどの確認もできる。△ボタンを押すとメニューが表示され、すぐに録画もできる。



■番組表
番組表を使うと、最大1週間分の番組情報が見られる。L1またはR1で表示範囲が切り替えられ、左スティック上下で1日単位で移動できる。番組表はカラフルで見やすく、拡大縮小などもスピーディだ。番組表から直接録画予約もできる。



また録画した番組をPSPに持ち出せる点もポイントで、高画質(1Mbps)か標準画質(512Kbps)で再エンコードして、ダビングする仕組みです。ダビングに要する時間は高画質モードで録画時間の1/3〜1/2ほとで、低画質モードではその半分。ファイルサイズは高画質モードで1時間あたり約500MBで、標準画質だとその半分になります。ダビング10に対応し、同じビデオは9回まで書き出し可能。さらにPSPのリモートプレイ機能を使えば、テレビのない部屋からでもトルネを使って番組を視聴できます。ただし無線LANによるアドホックモードのみで、インターネット経由での視聴は対応していません。

このほかユニークな機能として、PS3をインターネットに接続して使う「トルミル」機能があります。これは、ある番組を予約録画している全国のユーザーの数や(トル)、その番組を現在視聴しているユーザーの数(ミル)をインターネット経由で集計し、5段階のアイコンで表示するというもの。さらに視聴中にブラウザを起動して、インターネットをしながら番組も楽しめます。USBキーボードにも対応しているので、掲示板やトゥイッターで書き込みをしながら番組を楽しむといった用途にも向きそうです。

■録画再生
番組検索機能を使えば、見たい番組をキーワードやジャンルで絞り込め、最大50件まで録画予約できる。ビデオは最大1800本まで管理でき、再生時には早送り・巻き戻しなどのほか、サムネイルを作成してシーンサーチできる。



■PSPとの連携
録画した番組はPSPに転送して持ち出せる。PSP本体とメモリースティックの両方に書き出し可能だ。リモートプレイを使えばPSPから番組検索や録画予約、再生などもできる。ゲーム中の録画予約や、視聴履歴などの閲覧もできる。



筆者も早速試してみたところ、予想以上にサクサク・ヌルヌル・ビュンビュンとUIが動くのに驚かされました。筆者が自宅で使っているデジタルテレビにも、トルネと同じようにハードディスクに番組を録画して視聴する機能がありますが、トルネの操作感と比べると文字通り月とスッポン、軽自動車とスポーツカー、一般兵とニュータイプくらい反応速度が違います。グラフィックだけでなく、音楽面でもゲームらしく、決定音やキャンセル音といった細かい作り込みがなされており、さすがゲーム屋が作ったUIといった印象を受けました。
 
ただし、単体のレコーダーと考えれば、機能的に見劣りするのも確か。たとえば録画時に画質を選べない、録画した番組をディスクにダビングできない、外出先から予約録画ができない、などなど。もっとも、本製品の開発コンセプトは「PS3のエンタテインメントライフの幅を広げる」もので、ゲームライクなUIを持つレコーダーに絞り込んでおり、既存商品と競合する製品ではない、とのことです。とはいえアップデートも行われていく予定です。ちなみに開発チームの一員でSCE JAPANスタジオのゲームデザイナー、西沢学氏によると、「(現在使われていない左の)アナログスティックは、アップデートのためにとってある」とのことで、どのような機能なり、楽しさなりが追加されていくのか、楽しみです。
開発チームの主要メンバー。左からSCEジャパンスタジオ制作部ゲームデザイナーの西沢学氏、ソフトウェアプラットフォーム開発部開発リーダーの石塚健作氏、商品企画部の渋谷清人氏


なおソニー・コンピュータエンタテインメントでは、発売に先駆けてトルネの体験コーナーも設置します。「次世代ワールドホビーフェア’10winter東京大会」(1月23、24日・幕張メッセ)、「Concept Shop ーコンセプトショップー」(1月23日〜・ヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館6F/上新電機ディスクピア日本橋店1F)です。これは触ってみなければ良さが分からない製品なので、ぜひ機会があれば試してみてください。
《小野憲史》

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