ユービーアイソフト、Q3業績は苦戦・・・DSとカジュアル市場が低調 | GameBusiness.jp

ユービーアイソフト、Q3業績は苦戦・・・DSとカジュアル市場が低調

フランスのゲームパブリッシャー大手ユービーアイソフトは、2009-10年度第3四半期および通期の業績予想を下方修正すると発表しました。これは年末商戦にかけての販売が低調だったためで、特にニンテンドーDSの落ち込みが激しかったとのこと。

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フランスのゲームパブリッシャー大手ユービーアイソフトは、2009-10年度第3四半期および通期の業績予想を下方修正すると発表しました。これは年末商戦にかけての販売が低調だったためで、特にニンテンドーDSの落ち込みが激しかったとのこと。

2009-10年度第3四半期および通期の売上予想は当初の5億4000万ユーロと10億4000万ユーロに対して4億9500万ユーロと8億6000万ユーロとなりました。通期の利益予想も5000万ドルの損失としています。最終的な数字は2月に発表される予定。

その要因としては、長く成長を続けてきたニンテンドーDS市場に陰りが見られる点がまず挙げられています。また、Wiiのカジュアルゲームも『Just Dance』の大ヒット以外には奮わなかったとのこと。加えてAAAクラスのタイトルも『アサシンクリード2』が600万本を超えて大きく成功したものの、『アバター』やWiiのノンカジュアルタイトルで苦戦したとしています。通期の修正要因としては期中に発売予定にしていた『Splinter Cell Conviction』を来期(2010年4月)に延期したことが挙げられています。

ユービーアイソフトのYves Guillemot CEOは、「『アサシンクリード2』や『Just Dance』といった成功にも関わらず我々の販売目標には到達することができませんでした。特にニンテンドーDSやカジュアルゲームの苦戦が大きな影響を落としました。この状況に対処するため、我々はより主要なフランチャイズやPS3/Xbox360プラットフォームへの注力を行います。我々は前作よりも40%以上の販売を伸ばした『アサシンクリード2』でこの分野の実績を示しています。強力なフランチャイズを2つのプラットフォームに投入することで、シェアと収益性を向上させていきます」とコメントしています。
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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