インディー系開発者を支援する組織が設立される | GameBusiness.jp

インディー系開発者を支援する組織が設立される

インディー系開発者を支援する組織が海外で発足しました。

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インディー系開発者を支援する組織が海外で発足しました。

英国の独立系デベロッパーであるIcon GamesのRichard Hill-Whittall氏は、インディー系開発者を支援するIndievisionを設立しました。

Indievisionではインディー系開発者やスタジオのオーナーがコミュニケーションを取るのを助けるのと同時に、自己資金によるパブリッシングに関する資金調達や税金問題、品質管理などの諸問題に対してアドバイスを行っていくとのこと。

既に公式サイトでは「セルフ・パブリッシングのためのシンプルなマーケティングステップ」という、これから自己資金によるパブリッシングを始める人への文書が公開されています。

氏によるとIndievision は「IGDA やTIGAと同様のシステムで、会費を全く必要としない」組織とのこと。

氏はiPhone用アクションパズル『EDGE』の商標問題と関わったことからインディー系開発者を支援する組織の設立を思い立ったといいます。「なぜインディー系開発者を助け、無料で情報を提供する組織がないのか」と考えた氏は「不道徳な商習慣と落とし穴を避けるために」Indievisionを作ったとコメントしています。

『EDGE』の商標問題は以下のようなものです。EDGE GamesのTim Langdell氏は“EDGE”という単語を商標登録。『EDGE』や『ミラーズエッジ』『ソウルエッジ』などのタイトルが権利を侵害すると主張しました。『EDGE』に関しては“EDGE”という単語を使わせる代わりに売り上げの25%を要求するなどしたそうで(氏は金銭を要求していないと反論)、同ゲームは一時的にAppStoreから削除されるという騒ぎになりました。

Hill-Whittall氏のいう「不道徳な商習慣と落とし穴」はこうした出来事を指しているようですが、Indievisionのアドバイスにより、インディー系開発者がスムーズにゲームを出せるようになるといいですね。
《水口真》

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