iPodは業界にとって最も危険?価格破壊を招く−海外アナリストの警告 | GameBusiness.jp

iPodは業界にとって最も危険?価格破壊を招く−海外アナリストの警告

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iPodはパブリッシャーにとって「これまでで最も危険なもの」であるとアナリストが警告します。

Wedbush Morgan証券のアナリストであるMichael Pachter氏は、iPod Touchにゲームを出すことがブランドの価値を下げることになるとの見解を明らかにしました。

iPod Touchのゲームソフトは、他のゲーム機のものよりも安く販売されていることが理由。他のゲーム機では60ドル(約5400円)で売られているゲームがiPod Touchでは1/6となる10ドル(約910円)で買えてしまうことを例に挙げ、「『マッデン』のiPod版と他機種版が同じであるかどうかに関わらず、10ドルで買える『マッデン』にもう60ドル払おうとは思わないだろう」とiPod Touchがブランド力に悪影響を与えるとのコメントを発表しています。

Pachter氏は、他のゲーム機とiPod Touchがターゲットとする層は異なっているとしながらも、iPod Touchの価格が年々下がっていることにより若いユーザーが増えていく可能性に言及。「人々がiPod TouchをニンテンドーDSの代用品として見なすようになったなら、12歳以下の子供達は“ゲームとはロープライスで楽しめるものだ”と教え込まれるだろう。現在ゲームを遊ぶ20歳前後の人々はゲームボーイアドバンスから始めて他の機種へとステップアップしたが、iPod Touchから始めればそうはならないだろうと思う。アップルは彼らをとらえて放さないだろうし、それは危険なことだ。パブリッシャーとしては面白くないだろう」とコメントしました。

東京ゲームショウでもiPod系タイトルの出展数が増え、アップル側も携帯ゲーム機との対決姿勢を見せるなど、iPodシリーズを新たな携帯ゲーム機として見なす気運は高まりを見せています。新しいことが始まる前には否定的な見解がつきものとはいえ、一つのコンテンツを多機種で展開することが不可欠の現在では、ブランド力の低下は見過ごせない事態といえそうです。
《水口真》

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