Gearbox CEO「SteamによるValveの1人勝ちは業界にとって危険」―デジタル流通の未来 | GameBusiness.jp

Gearbox CEO「SteamによるValveの1人勝ちは業界にとって危険」―デジタル流通の未来

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新作『Borderlands』を今月発売するGearbox SoftwareのCEO Randy Pitchford氏が、海外サイトMaximum PCのインタビューで、「Steam」を使ったValveのデジタルディストリビューションビジネスに対して「業界にとって危険な存在」だと懐疑的な発言をしています。

以下インタビューの一部から抜粋。

Maximum PC: Steamのようなダウンロードサービスはゲームを買うのにとても便利ですよね。

Randy Pitchford: どうかな。Steamは便利です。しかしこの業界の人間として私はValveを信用していません。


Maximum PC: それは彼らが競争相手だからですか?

Randy Pitchford: そうですね。


Maximum PC: GearboxはValveとたくさん仕事をしてるじゃないですか!

Randy Pitchford: それは分かっています。私も個人的にはValveを信用しています。でもちょっとだけ正直に言わせてください、業界の多くが彼らを信用していないと思うんです。


Maximum PC: ではValveがSteamを独立させるべきだと?

Randy Pitchford: そうするべきです!Steamが独自のビジネスだったほうがずっとましです。実際におそろしいほど利害関係の衝突が生まれているのです。事実、Valveが1人勝ちするのは業界にとって非常に危険なことでしょう。

私はValveのゲームを愛していますし彼らと取引もします。しかし言わせてもらうとSteamは答えになっていません。Steamは利用者の役には立っていますが、Valveは不当なやり方でたくさんの人々からお金をつかみとっています。彼らは提供しているサービスに適したものよりもはるかに大きいシェアを取っているのです。我々のような大手メーカーならたくさんゲームを売れば問題ありませんが、多くの小規模メーカーが搾取されています。


Gearboxは過去にHalf-Lifeシリーズのスピンオフ開発や移植を担当するなど長年Valveと密接な関係を持っていますが、このような発言があったのは背景に何らかの難しい事情があったものと見られます。BorderlandsのSteam配信が決定した先日のニュースも何か関係しているのでしょうか。

Steamの成功が問題視される理由について、強力な競争相手が存在しないとの指摘もあるようですが、IGNのDirect2Driveを筆頭に、StardokのImpulse、GamersGate、GOG、GamerPlanetといったPCゲームのダウンロード販売サイトが多数存在する他、EA、Atari、Ubisoftといった大手パブリッシャーでも独自のダウンロード販売サイトが用意されており、同タイプのサービスは着実に増え始めています。
《GameBusiness.jp》

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