「マーべラスを信頼のブランドにしたい」マーべラスエンターテイメント和田康宏エグゼクティブプロデューサーが『王様物語』と今後を語る | GameBusiness.jp

「マーべラスを信頼のブランドにしたい」マーべラスエンターテイメント和田康宏エグゼクティブプロデューサーが『王様物語』と今後を語る

『NO MORE HEROES』『朧村正』『アークライズファンタジア』そして3日発売の『王様物語』と、次々にオリジナルの新作ゲームを投入し、勝負に出るマーべラスエンターテイメント。

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『NO MORE HEROES』『朧村正』『アークライズファンタジア』そして3日発売の『王様物語』と、次々にオリジナルの新作ゲームを投入し、勝負に出るマーべラスエンターテイメント。
  • 『NO MORE HEROES』『朧村正』『アークライズファンタジア』そして3日発売の『王様物語』と、次々にオリジナルの新作ゲームを投入し、勝負に出るマーべラスエンターテイメント。
『NO MORE HEROES』『朧村正』『アークライズファンタジア』そして3日発売の『王様物語』と、次々にオリジナルの新作ゲームを投入し、勝負に出るマーべラスエンターテイメント。

先日にはPS3/Xbox360向けゲームを開発する事も表明。勢いに乗ります。同社でゲーム部門を統括する取締役の和田康宏氏は今後をどう考えるのか、ショートインタビューで聞きました。

―――『王様物語』が完成を迎えました。今の心境を聞かせてください

完成して、ほっとしたというのが正直な心境です。皆さんに遊んでもらって、ああだこうだ言ってもらえるのが楽しみです。

―――本作のポイントはどういったところでしょう?

一つは、見た目よりも歯応えのあるゲーム性でしょうか。ゲーマーの人にも遊んで欲しいですね。もう一つは、すごく細かい隅々まで緻密な作り方をしているゲームです。ニヤニヤできるポイントがたくさんあるので、そんなところも見つけながら遊んで欲しいです。

―――『王様物語』以外にもWii向けに多くのタイトルがありますし、積極的に様々なプラットフォームを手掛けている印象です

ゲームビジネスにとってプラットフォームは重要なポイントなので、同じ質問をされるのも多いのですが、ゲームは遊んでナンボです。ゲーム&ウォッチにはゲーム&ウォッチの良さがありますし、PS3にはPS3の良さがあります。作る側としては、どのハードで作gりたいというのは余り考えてなくて、いかに遊んでもらった時にベストかという事を意識してプラットフォームを選択しています。

―――なるほど。中でもマーべラスはチャレンジングなタイトルが多いですね

ゲーム業界を見渡すとシリーズものやキャラクターものが多いですし、マーべラス自身も、そういったゲームを今後もできるだけ工夫して制作し、ご提供していくと思いますが、全員がそういうゲームばかり作っていると、どんどんゲームの世界が縮んでいって、いつかゲームが滅んでしまうのではないかという危機感があります。もっと色々な楽しみに挑戦して、「ゲームって色々な楽しさがあるんだ」というのを訴えれば、小さくなっているゲームの世界を再び盛り上げられるんじゃないかと思ってます。そのためにまずは自分達が出来る範囲で頑張ろうと考えています。

―――次第に存在感を増しているダウンロードゲームはどう考えられていますか?

凄くいいチャレンジの場だと考えています。マーべラスとしては、オリジナル作品としては、まだ『ディシプリン*帝国の誕生』『牧場物語 まきばのおみせ』『フィッシュアイズ チャレンジ』(いずれもWiiウェア)などに限られますが、どんどんやっていきたいと思ってます。

また、世界中を見ると、まだ日本に紹介されてないような魅力的なダウンロードのゲームが沢山あります。そういうものを紹介していくというような取り組みもしていきたいと考えています。

―――『王様物語』は次回作のようなことは考えてらっしゃるのですか?

開発の後半は、池田トムくんがキムPの後を継いで現場の指揮をやってました。彼とキムPが一緒に企画の草案のようなものを作ってます。まだどうなるかは秘密ですが、静かに見守ってください。

―――最後に、今後のマーべラスの目標を聞かせてください

もっともっと良いゲームを作っていきたいですね。

マーべラスのゲームは最近ようやく、少しずつ良くなってきたと一部の人に思っていだたけるようになってきました。でもまだ、「どーせマーベラスでしょ?」と思われるくらいのブランドイメージでしかありません。今後は、新規のちょっとよく分からないタイトルでも、「マーべラスが出すなら買ってみるか」と思ってもらえるようなブランドに育てていきたい。それには『王様物語』だけじゃなく、出す全てのゲームを面白く魅力的なものにしていかなければならないと思ってます。『王様物語』のような質の高いゲームを今後も作り続けていくつもりです。

―――ありがとうございました
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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