CEDEC AWARD、特別賞に堀井雄二氏 | GameBusiness.jp

CEDEC AWARD、特別賞に堀井雄二氏

社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、9月1日〜3日にパシフィコ横浜にて開催するCEDECに合わせて、実施するCEDEC AWARDの特別賞に『ドラゴンクエスト』の生みの親である堀井雄二氏を決定したと発表しました。

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社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、9月1日〜3日にパシフィコ横浜にて開催するCEDECに合わせて、実施するCEDEC AWARDの特別賞に『ドラゴンクエスト』の生みの親である堀井雄二氏を決定したと発表しました。

CEDEC AWARDは日本のゲーム業界に多大な功績のあった人物を表彰するもので、第一回となった作品は任天堂の宮本茂氏が受賞しました。今年は堀井雄二氏に加えて、著述賞に「ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術」の平山尚氏、同じく著述賞に「プログラミング言語C」などの故・石田晴久氏が表彰されます。

これらのほかの5部門の受賞作品は9月2日の授賞式での発表になる予定です。特別賞の受賞理由と、5部門のノミネートリストは以下の通りです。

■特別賞 堀井雄二氏

コンソールゲーム黎明期から、現在に至るまでゲーム開発に関わり、特に「ドラゴンクエスト」シリーズにおいてRPGのゲームデザインの基礎を確立した功績を称えます。

■著述賞 平山尚氏

著作『ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術』は、日本のゲーム開発現場第一線で働く技術者が書いた草分け的な技術書です。今後も、このような動きが活発化することを願い表彰いたします。

■著述賞 石田晴久氏(故人)

故石田氏は『プログラミング言語C』邦訳版ほか多数の著述を遺されました。著述を通じて、ゲームのみならず日本のソフトウェア産業全体に多大なる貢献をしていただいたことを称え、贈呈させていただきます。

5部門のノミネート

■プログラミング・開発環境

プログラマブルシェーダ、プロシージャル処理など、常に「次世代」を先取りした技術開発
Crytekエンジン開発チーム (Crytek GmbH)

グローバルイルミネーションの実ゲームにおける応用技術
「ソニックワールドアドベンチャー」プログラミングチーム (株式会社セガ)

プログラマブルシェーダの活用技術
川瀬 正樹 氏 (シリコンスタジオ株式会社)

業界最高峰の描画品質実現技術
「Little Big Planet」 開発チーム (Media Molecule Limited)

リアルタイム変形コリジョンと、優れた描画表現技術
「ワンダと巨像」プログラミングチーム (株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)

■ビジュアルアーツ

自然情景の優れた描画
「Crysis」 アーティスト、及びテクニカルアーティスト (Crytek GmbH)

ジャパニメーション技法のゲーム応用
「NARUTO−ナルト− ナルティメットストーム」アーティスト、及びテクニカルアーティスト (株式会社サイバーコネクトツー)

独創的な「墨絵」表現のゲーム応用
「大神」アーティスト、及びテクニカルアーティスト (株式会社カプコン)

ゲームエンジンによるダイナミックなリアルタイムカットシーン演出
Epic Games cinemathicsチーム (Epic Games, Inc.)

業界最高峰品質で独特な描画実現
「Little Big Planet」 開発チーム (Media Molecule Limited)

■ゲームデザイン

ゲームデザインの新たな可能性を開いたデバイスの提供
「バランスWiiボード」及び、「Wii Fit」開発チーム (任天堂株式会社)

3Dオープンワールドゲームのジャンルにおけるゲームデザインの革新
「グランド・セフト・オートIII」 開発チーム (Rockstar Games, Inc.)

未開拓だった顧客層にも響いた、新しいゲームデザイン
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」開発チーム (任天堂株式会社)

友人同士の協力プレイを活かしたゲームデザイン
「モンスターハンターポータブル」開発チーム (株式会社カプコン)

物理シミュレーション技術とUGCの融合
「Little Big Planet」 開発チーム (Media Molecule Limited )

■サウンド

重低音から高域に至るまでの優れたバランスの実現
「ソウルキャリバーIV」サウンド開発チーム (株式会社バンダイナムコゲームス)

先進のワークフローと、これを活用しての緻密な音響空間の構築
「バイオハザード5」サウンド開発チーム (株式会社カプコン)

プレイヤーをゲーム世界に引き込む、ダイナミクスを活かしたサラウンド利用
「LOST PLANET Extreme Condition」サウンド開発チーム (株式会社カプコン)

各プラットフォームのロンチタイトルながら、各々のハードウェア能力を最大限に発揮したオーディオ実装
「リッジレーサー」シリーズサウンド開発チーム (株式会社バンダイナムコゲームス)

丁寧な作り込みにより、「音ゲー」を、「リズムゲーム」という新たなステージに昇華させた
「リズム天国ゴールド」開発チーム (任天堂株式会社)

■ネットワーク

対戦格闘ゲームのオンライン化
「バーチャファイター 5 ライブアリーナ」開発チーム (株式会社セガ)

アーケードゲームにおける優れたオンラインサービス基盤提供
「e-AMUSEMENTサービス」開発チーム (株式会社コナミデジタルエンタテインメント)

ネットワーク上での新しい楽しみ方の実現
「ニコニコ動画」開発チーム (株式会社ニワンゴ)

マルチプラットフォーム対応ネットワークゲームエンジン
「VCE」開発チーム (コミュニティーエンジン株式会社)

スタンドアローン版の爽快感を損なわない対戦アクションの実現
「真・三國無双 Online」開発チーム (株式会社コーエー)
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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